Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

インド式かけ算?

SMAPの中居の番組でインド式かけ算がすごいというのをやっていたんだが、少なくともこの例はすごくも何とも無いと思う。
ま、そういう公式を覚えてるのはすごいが。

こんなヤツ。

ポイントは10の位の数字が同じで、1の位の数字が足すと10になるような2桁の数の掛け算が、簡単にできますよってこと。

つまりこういうことだ。
10の位の数をaとし、1の位の一方をbとするとこういう計算になる。

結果として、1の位の数の積b(10-b)を右側に書き、10の位の数とそれに1加えた数との積a(a+1)をその左に書くと、2桁のかけ算なのにこんなに簡単に答えが出ますよ。
別に、インド式じゃねえし。
公式を覚えてるだけジャン。
そういうのを「すごい」と言わないでほしいわ。
そんなんで喜んでるから日本の教育が腐っていくんだと思う。

こういう「見世物」的な感覚で教育を面白おかしく論じても、今の日本の教育に未来は無いよ。
インドの数学教育がすばらしいことや、国家としてちゃんと国の将来を見据えた教育を行っていることや、それに比べてわが国の文部科学省が「クソ」のような教育をずっと続けていること。
そういう、肝心なことをもっと危機感を持って正確に伝えてくれよ、と思う。
公立の学校じゃあ、つまらねえ何の工夫も無いクモの巣の張ったような旧態依然とした授業が延々と続けられておちこぼれを大量生産し、一方で商業教育では、見世物小屋の売れないマジシャンみたいな、子供の目を引くことだけを重視した見世物授業が繰り広げられ、およそどちらも教育とは言いがたい現実なんだけどな。
文部科学省の高級官僚のご子息様が、上のどちらにも無関係な、高級な教育を受けていらっしゃることだけは確かで、公教育なんざあどうなろうが知ったこっちゃ無いのが実際なんだろうな。
で、今の日本のマスコミにはそれをすっぱぬく力量は無いわな。

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Posted under: 教育


One comment

  • 九九のテーブルを覚える方式を流用して、
    よく使う数のテーブルを覚えのは意味がある思います。プログラマーの場合 2^n表
    数学の教育者は、実用的な数学という意味で 近似値計算する考え方をまとめて一般化してくれないかな、、と思います。

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