Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

Repetier with Slic3r – G-codeを追加してみる。 –

Slic3rのPrinter Settingsの中にCustom G-codeという項目がある。

初期設定では以下のように書いてある。
G28 ; home all axis
G1 Z5 F5000 ; lift nozzle
Homeへ移動させた後で、Z方向に5mm上げるというコマンドだ。
F5000は移動速度の設定のようだ( 1分間に5000mm = 秒速約8cm )。
マウス・オーバーで表示される以下の説明には、

Heat Bedが所定の温度になったあと、Extruderが温まるまでの間に実行されると書いてある。

実際に吐き出されるgcoファイルではこのあたりに書かれている。

すぐ下の
M109 S205
は、Extruderの温度を205℃にして、その温度になるまで待つというコマンドだ。
実際の動作はまさにそのような手順になっている。
上の説明の続きには、M104やM190をユーザーが追加した場合の実行順はユーザーが追加した方が優先されるようなことが書いてある。

実は、Extruderが温まってプリントを開始する前にNozzleの先端のフィラメントのたれ具合をチェックしたい。
なぜかと言うと、時々フィラメントがカールして先端にくっついたままになり、それを引きずったままプリントを開始してしまうことがあるからだ。
理由はわからないが、そうなったらカールしたフィラメントの塊を手動で取り除く必要がある。

一方で、Heat BedとNozzleが既定の温度に達するまでには合わせて5分ほど待たされる。

ので、以下のように書き足してみた。
G28 ; home all axes
G1 Z5 F5000 ; lift nozzle
M109 S205 ; Set Extruder Temperature 205deg. and Wait
M300 S400 P500 ; Sound 400Hz 300ms
M0 ; Wait
Extruderが205℃になるまで待って、205℃になったらBeep音を鳴らして知らせて一旦停止し、ユーザーがボタンを押すのを待つ、という設定のつもりだ。
Beepが鳴ったらNozzleの先端をチェックして、余分なフィラメントの状態を確認してからボタンを押して動作を再開させたいというわけ。

実際にやってみたら、予定の通りの動作をしてくれた。
Heat Bedの温度が設定温度に達してヘッドが所定の位置( うちでは(-2, -38)がベッドの中央、Z方向は5になっている。 )に移動し、ノズルの温度上昇を待っている状態。

ノズルの温度が設定値に達し、「ピッ」と1度ブザーが鳴ってから一時停止している状態。
ノズルの状態を確認してからボタンを押す。

ボタンを押して印刷が再開し、印刷中の表示。
あとは、印刷が完了してもう一度「ピッ」と鳴るまで待つだけ。

一応ここ(http://reprap.org/wiki/G-code)を眺めてコマンドをチェックはしたが、毎度の斜め読みなので、もっといいやり方があるのかもしれない。

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Posted under: ソフトウェア関連


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