Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

Flexible Filament で出力してみた。

3Dプリンター TEVO Tarantula 41 – Flexible Filament で出力してみた –」

3Dプリンター TEVO Tarantula 39 – Flexible Filament –」に書いた柔らかいフィラメントでの出力を試してみる。
とっくに届いていたのだが、いろいろ忙しくて放置してあった。
買ったのはこれだ。

結論から言うと、まだ調整途中だが、何とか使える。
何とか使えるというのは、ExtruderをDirect型に交換したりはしなくても良さそうだという意味。
とりあえず、パーツは何もいじらずに、スライサーでの設定の変更だけで問題なく出力できた。
ゆっくり出力しただけのことだが…。

ダメな時は、下の写真の矢印の方へ折れ曲がったままのフィラメントが飛び出す。

幾度も飛び出したが、飛び出した時は対処に追われて忙しいので写真を撮る余裕は無い。
下から送られるフィラメントが上のチューブへ入って行かずに、あふれた分が行き場を失って矢印の方へ送り出される形だ。

入っていかないのか、入る速さより送られてくる速さが勝って余るのかはわからない。
一度ストッパーを外して、あふれた分を引き戻してやると、何事も無かったようにまたチューブへ入っていく。
なので、下の写真のように一度途切れても印刷を続けることは出来る。

Retractionの最中とか特定の時に飛び出すのかと思ってしばらく眺めていたりもしたが、Perimetersを出力してからInfillを出力して1層上がってまたPerimeters、という同じ1連のルーチンをこなしても、飛び出さないときと飛び出すときがある。
フィラメントがどう見ても一様でないので、そのせいかもしれない。

印刷物の柔らかさをあらわすのが難しいが、50 x 50 x 5mm の板をInfill Density 20%で印刷したものを下のように曲げることができる。

もちろん、割れずにもとに戻る。

曲がるが、伸びは非常にわずかだ。
折り曲げたりねじったりしていたら、側面の層の間が割れたので開いたらはがれた。

温度が低すぎでちゃんと接着してないような感じ。
上の物は、Nozzleは200℃、Bedは70℃で印刷した。
反りは無く、ガラスへの定着も問題無かった。は、PLAに比べて良くなかった()。

ラベルには200~220℃と書いてあるので、次はもっと高い温度で試してみよう。
なお、スプール上でフィラメント同士がくっついているところがあるので、使う分を一度ほどいて巻き直してから使った方がいい。

次は、Extruderのギア周辺のパーツを改良した物に付け替えてテストしてみる予定。
3Dプリンター TEVO Tarantula 42 – Flexible Filament で出力してみた その2 –」へ続く。

この時は、高さの無い平面に近いものを出力していたので、ガラスへのフィラメントの定着が良好だと勘違いした。
後に、パイプ状のものを出力すると、すぐにはがれて苦労した(「3Dプリンター TEVO Tarantula 43 – Flexible Filament で出力してみた その3 Brim –」)。
ベッドへの接地面が小さい物の場合は、Brimをつけるか、ベッドの高さをぎりぎりにして1層目をしっかり定着させるか、のどちらかが必要だ。

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