3DSで自前の3D動画を再生する 3

3DS Videoの最新版はv1.32だ。
もっとも、書いているうちに更新されて、新しいバージョンになっている場合もあるが。

v1.00からの違いは赤枠の中。
ソースの動画の情報を表示するようになり、アスペクトレシオをキープできるようになり、120秒のお試しコンバートに対応し、Audioのオプションが増えた。




3DSで自前の3D動画を再生する 2

「3DSで自前の3D動画を再生する 1」に続いて実際に3DS Videoでの操作編だ。

特に難しいことは無い。
(1)ソースファイルを選ぶ。
(2)出力先を選ぶ。
出力は、出力先にすでに存在するファイルの名前を参考に、その連番になるようにVID_####.AVIの####の部分の番号が自動的につけられる。
(3)ソースの形式を選ぶ。
この例ではサイドバイサイドを選んでいる。
(4)Extra Optionsの中には意味の分からないものもあるが、480×240にリサイズするオプションはチェックしている。
シャットダウンのオプションは分かるが、Mirror Input Videoというのはわからない。
(5)作成する動画の設定をする。
Qualityの設定は、いまのところいつも1のままだ。
(6)Convertをクリックすると処理が開始される。

ほとんどの場合は、以上の設定で特に問題が起きなかったが、この設定でコンバートしたらエラーになったケースもある。


ファイル名の書式があっていて、データの形式が許容できないものの場合は、こういう表示になるらしい。
このケースでは、オプションのAdvancedボタンを押してFPSだけを30から20に変更したところ、エラーの出ないファイルを得られた。

Quality、Bitrate、FPSの変更が可能だが、こうするとエラーになるという条件が良く分かっていない。
たまたまこのケースではFPSを20にしたらうまくいったが、今のところFPSが30でも問題なく再生できる場合の方が多い。
うまくいったものといかなかったものの、エクスプローラのプロパティーの比較を貼る。

フレームレート以外はほとんど同じだ。もっと詳細なプロパティーを調べる必要がある。
ちなみに、10分を超えるような動画をコンバートすると、10分単位で別のファイルに分割出力してくれる。

追記
よくよく調べたら、30 FPSの設定でダメだった動画のソースは29.97 FPSだったことが判明した。
これは無理だよな。
実は、フォーラムを眺めていたら、このあたりを改良というか、回避というか、新しいバージョンでは対応されているようだ。
現在、Ver. 1.32を試用中だが、29.97 FPSのソースに対して30 FPSを設定すると警告が出た。

新バージョンについては「3DSで自前の3D動画を再生する 3」で




3DSで自前の3D動画を再生する 1

3DSで撮影した3D動画が3DSで再生できるのは当たり前だが、いかんせん画質があまりよろしくない。
ならば、他で作成した、あるいは入手した3Dの動画を3DSで再生したらいいじゃんというわけで、その覚書。

と言ってはみたものの、要は3DS Videoをもらってきて放り込めばいいだけだ。

http://gbatemp.net/topic/315365-3ds-video-beta/へ行ったら、下の方にダウンロード用のリンクがあるのでクリックし、

行った先ではここをクリックするとダウンロードが始まる。

使用中のOSが32BITの場合は解凍して3DS Video.exeを実行するだけだが、64BITの場合は以下のように書かれているので注意が必要だ。

Notes
32-bit FFmpeg is included. Feel free to replace with 64-bit version from here: http://ffmpeg.zeranoe.com/builds/ (shouldn’t affect program, but should probably make conversion a bit faster on 64-bit CPUs)

私の環境も64BITなのでhttp://ffmpeg.zeranoe.com/builds/へ行って、64BIT版のFFmpeg.exeをもらってくる必要があった。
行ったら、64-bit Builds (Static)の一番上をクリックしてダウンロードすればいいだろう。

解凍するとffmpeg-git-ceb0dd9-win64-staticbinの中にffmpg.exeがあるので、これを3DS Videoのフォルダにあるものへ上書きする。
私の環境での3DS Videoのあるフォルダの内容はこうだ。

ちなみに、作業中だったので、left.avi、right.aviという中間ファイルが作成されているのが見える。
「3DSで自前の3D動画を再生する 2」へ続く




3DSのSD内のファイル名=DCF規格

MPOやらAVIやらを自作して3DSのSDにコピーしてみるわけだが、たまに見られないファイルが存在する。
メニューにすら登場しないファイルもある。
どおやら独特のファイル名やディレクトリ名のつけ方の規則があるようなのだが、2chでの書き込みからそれがDCF規格( Design rule for Camera File system )というものだとわかったので、調べてみた。

カメラ映像機器工業会規格という物々しいpdfも見つかったが、肝心な部分を探すのも億劫なくらいの総ページ数58ページという量なので、ここはシンプルなOLYMPUSのWebからいただいてきたものを保存しておくことにする。
おおまかにポイントだけ書くと

サブディレクトリの名前
[3桁の数字] + [5文字の英数字]で構成する。
[3桁の数字]は、連番でなくてもいいが、重複はできない。
[5文字の英数字]は、各ディレクトリで異なってもいい。

ファイルの名前
[4文字の英数字] + [4桁の連番数字].[拡張子]で構成する。
同一ディレクトリ内ではファイル名の後半4桁を重複させることはできない。

ということだ。
一番、間違えやすいのは
同一ディレクトリ内ではファイル名の後半4桁を重複させることはできない。
かな。
VID_0005.MPOとHNI_0005.MPOは混在できないわけだ。
Windowsではこういう名前の付け方をしても大丈夫なので、勘違いしそうだ。メニューに表示されなかったケースで思い当たる節もある。




3DS 買う気満々です

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つい先日、TSUTAYAで3DSの実機に触れることができ、モンスターハンターの体験版をやる機会があった。
いいねえ、あの奥行き感が。
3Dの見え方には個人差があるから、実際に体験してみてから購入した方がいいと聞いていたので、これなら購入だなとなった。
あと、欲を言えば、3Dの機能が生かされて、自前の動画を3Dで再生できれば文句ないと思っていたが、いろいろ探してみた結果では、時間制限と動画の形式の変換の必要があるものの、自前動画の再生は十分可能なようだ。