サウンド ドライバ

MM1のサウンド・ドライバが見当たらなくて、まあ、音が出なくて困るような用途に使ってないのでいいやと思っていた。
非常につまらない落ちなんだが、購入時に付属のリカバリ・ディスクの3枚目にSOUNDというフォルダがあり、そこからseup.exeを実行して解決だ。

購入時にプリ・インストールされていたのはXP Homeだったが、当時はW2Kをメインに使っていたために、購入直後にW2Kに入れ替え、その後、リカバリ・ディスクというものを使ったためしがなかったので、すっかり存在を忘れていたのだった。

一応、忘備録として書いておくことにした。




W2Kインストール

Windows 7 だというご時世に、何で W2K だと思うかもしれないが、非力な古いノートにとっては W2K はいまだにベストチョイスなのだ。
インストール直後のシステムドライブのバックアップを取ると良く分かることだが、XP は DVD にぎりぎり焼ける容量、Vista は DVD に収まらない。インストール直後なのにだ。
それに比べて W2K は楽々、そう、今となっては非常に軽量な OS なのだ。
で、ブート環境は無いが外付けHDD として母艦に接続できる MM1 に W2K をクリーンインストールする手順をあらためて記録しておくと思う。
1.母艦に接続後、母艦のCDドライブにW2Kのインストールディスクを入れて、コマンドプロンプトから
w2kinst001.jpg
ここで、母艦のCDドライブがD:、MM1がF:である。
2.新規インストールを選ぶ。
w2kinst002.jpg
3.MSの言うことなんぞ、片っ端から言い返したいところだが、同意するw。
w2kinst003.jpg
4.プロダクトキーを入れる。W2Kは面倒な認証手続きが無いからいいよな。
w2kinst004.jpg
5.ここが肝心だ。再起動後は母艦からはずして単独でインストールを続行するので、必要なファイルを全部コピーしておかなければならない。そのオプションの設定はこのボタンをクリックする。
w2kinst005.jpg
6.ハードディスクにコピーする設定にチェックを忘れずに。
w2kinst006.jpg
7.コピーにしばらくかかるが、あとは通常の手順のとおり。
w2kinst007.jpg

にしても、結果、W2K、XP、Vistaが混在する環境になってしまっている。7 ってのが出るらしいが、今のところ興味ない。
それにしても、すっかりいらない子にされてしまったVistaだが、個人的には、Vistaに別段悪い印象は無い。大部分の連中はXPへの慣れを捨ててまでVistaに乗り換える意味を見つけられずに、それをVistaのせいにしているだけだと思う。ま、それを見越せなかったのが驕れるMSの失策な訳だけど。
ずーっとW2K Pro、ちょっとXP Pro 32BIT、最近はほとんどVista Business 64BIT、という私に言わせれば、Vistaには確かにいろいろの改良が加えられていて、XPに比べると使いやすい面が多くある。XP時代に増加したPC初心者が、やっと慣れたXP環境を惜しんでいるだけだと思う。7 が出たってそれは同じだろう、XPで十分だという人が大部分なんじゃないかな。慣れで。




購入後004 - WindowsXP Proをインストール

WINNT32のsyspartオプションで…。( 2003/12/05 書き始め)

結論から書くと、W2Kのときと同じインストール方法で完了した。実際は以下の手順(とはいっても全く同じだが…)。

P4PがメインのPCになっているので、MM1を挿入したクレードルはP4PのUSBを経由してつながっており、P4P上でのドライブはG:になる。CD-ROMのドライブはA7VにしかないのでLAN経由で呼び出すことになる。
改めて書くと、結構面倒な接続をしていると思う。CD-ROMがP4Pに無いのはA7VがDVD焼き専用になっているからで、クレードルをP4Pに接続したのはA7VのUSBが2.0に対応していないからだ。

1)XPのCD-ROMをA7Vのドライブに入れ、P4Pのコマンド・プロンプトから ?i386?winnt32 /syspart:G: /tempdrive:G: を実行。
2)以後の手順は以前と同じ。

W2Kの時との違いは、ドライバ類を特に用意しなくてもOKだった点だ。後々、実はこのドライバが無いてなことになるのかもしれないが、現時点では特に問題なく稼動している。




購入後002 - 別オプションなしでW2Kをインストール

※Windows2000をインストール
例によってsaharaはオプション品をなるべく買わない主義だ。FIVAの時もBootableな外付けのCDドライブか何かを購入すればあっさりと済むと知りながら、そうしないであれこれ楽しんでいた。FIVAの時は、まだLibrettoについてきたFDDがあったが、もう売り払ってしまった。つまり、MM1をHDD以外からBootさせる手段はない。
で、次の方法を試した。○はうまくいった方法で、×はうまくいかなかった方法。
思い出しながら書いているので、細かな点に勘違いとかあるかもしれない。ご注意を…。( 2002/11/13 書き始め )
×1)インストール途中のHDDを作って…。( 2002/11/13 書き始め )
以前ならMM1のHDDを取り出してA7Vに接続するところだが、なんか躊躇した。(そもそも電圧が合わない。これと同じシリーズだとすれば3.3V。)
1)-1.その辺に転がっている使っていないHDDを持ってきて、プライマリ・マスタでA7Vに接続する。
1)-2.W2KのCD-ROMから起動して1.のHDDにW2Kのインストールを行う。
1)-3.途中、再起動の予告が出たところで電源を落とす。
1)-4.インストール途中のHDDをA7Vのプライマリ・マスタ以外に接続し、プライマリ・マスタには本来のHDDを接続してA7Vを起動する。
1)-5.HD革命でインストール途中のHDDのバックアップを作る。
1)-6.5.で作成したバックアップをクレードル経由でMM1の起動パーティションに書き込む。
このときインストール途中のHDDとMM1のHDDとでボリューム・サイズが等しくないとHD革命にはじかれる。
実際には、これを知らずにバックアップを取ったため、MM1のパーティションのサイズに合わせてHDDのパーティションを切り直している。( 2002/12/03 追記)
1)-7.MM1をクレードルからはずして起動する。
1)-8.途中でブルー・スクリーンが出て止まる(“STOP 0x0000007B” エラー)。
エラーメッセージをもとに検索すると、IDEレベルでの違いがレジストリに記録されていて、それが合わないために起こる場合があるらしい( ここから )。HDDを別のシステムに移動させた場合のエラーとして書かれていた(斜め読みなので… ここです )。インストール途中の場合も同じ原因なのかは不明。( 2002/11/14 追記)
1)-9.結構面倒そうなのと途中で下の2)の方法を思いついたのとで、ろくに調べずにあっさり断念(^_^;)。( 2002/11/13 ここまで )
○2)DOSからBootするHDDを作って…。( 2002/11/14 書き始め)
2)-1.その辺に転がっている使っていないHDDを持ってきて、プライマリ・マスタでA7Vに接続する。
2)-2.A7VをWin98の起動ディスクから起動し、1.のHDDにシステムを転送しアクティブにする(要するにHDDからDOSが起動するようにする)。
実際には、ただシステムを転送してアクティブにしただけだと、キーボードの入力に不都合が出た(コロンとかが打てない)ので、98の起動ディスクの内容をまるごとコピーした。( 2002/11/16 追記)
2)-3.HD革命で2.のHDDのバックアップを作る。
2)-4.クレードル経由で3.で作成したバックアップをMM1のC:\になるパーティションに書き込む。
2)-5.W2KのCD-ROMとMM1の「プロダクトリカバリCD-ROMディスク3」から必要なファイルをMM1のD:\になるパーティションにコピーする。
2)-6.MM1をクレードルからはずして起動し、D:\I386\WINNTを実行する。
2)-7.「Smart何とかがないと効率が悪い」とかいうメッセージが出るが、かまわず継続。
2)-8.気が遠くなるほどファイルの転送が遅い。今回はちょうど出掛けるところだったのでそのままで放置した。7.のメッセージは絶対無視しない方がいい。これに関しては調べてから追記する予定。
2)-9.帰宅後(ファイルのコピーは終了していたので…)インストールの続きを行い、特に問題なく終了。( 2002/11/14 ここまで )
2)-10.ディスプレイ・アダプタと有線LANのドライバは無事インストールし、今のところ動作も順調。( 2002/11/15 ここまで )
ディスプレイ・アダプタのドライバ : ttp://www.siliconmotion.com/drivers/lynx3DM-win2k-4.zip
有線LANアダプタのドライバ : ttp://fae.abit.com.tw/eng/download/driver/dldriver.php?file=/realtek/rtl8100b/rtl-3.00.504.zip
2)-11.サウンドのドライバは「プロダクトリカバリCD-ROMディスク3」のSOUNDフォルダからSETUP.EXEを実行。( 2002/11/16 ここまで )
○3)WINNT32のsyspartオプションで…。( 2002/12/09 書き始め)

2chのMURAMASAスレで書き込み番号231の人に教わったWINNT32の実行時のオプション「/syspart:;ハードディスクをほかのシステムに移動した時に備えて、パーティションをアクティブにし、起動できるようにする」は便利そう。( 2002/12/09)
まだ試してみたわけではないが、クレードル下のMM1のC:\になるパーティションを指定して実行し、後でMM1を起動するっていう手順だと思う。( 2002/12/10)

ちなみに検索かけたら、winnt32.exeのオプションには以下のものがあるらしい。
/s:;インストールファイルのコピー元を指定する
/tempdrive:;一時インストールファイルの保存場所を指定する
/copydir:;フォルダをシステムルートフォルダに追加する
/debug leve:;指定のレベルでプログラムをデバッグし、情報をファイルに記録する
/cmd:;セットアッププログラムを終了する前にコマンドを実行する
/unattend:;無人インストールに使用する応答ファイルの保存場所を指定する
/udf:;無人インストールに使用する一意(unique)な情報を記述したデータベースファイルを指定する
/checkupgradeonly;互換性レポートを作成のに必要なセットアップ手順のみが実行される
/cmdcons;回復コンソールをWin2kのスタートアップオプションに追加

そろそろクリーン・インストールしようということで、やってみた。( 2003/08/25 )
ちなみに、A7V(母艦)のCD-ROMドライブはK:、クレードルにつないだときのMM1のアクティブなドライブはL:になる。

1)W2KのCD-ROMをドライブに入れ、コマンドプロンプトから K:\i386\winnt32 /syspart:L: /tempdrive:L: を実行。
2)途中、「セットアップファイルをすべてCDからハードディスクにコピーする。」をチェックして、あとはコピーが終了するのを待つ。
3)以後の手順は以前と同じ。

結果、この方法が一番楽だということになった。じたばたする前によく調べるのがよいということだ。
という訳で、何も危ない橋を渡らずに、Windows2000をクリーン・インストールすることができた。クレードル買わされているわけだから、これくらいは活躍してくれないとね。




購入後003 - 使用感いろいろ

kaban.gif
1)持ち運びはどう?( 2002/11/27 )
A4ファイルやB5ファイルやその他の書類などにはさまって、カバンの中にしっくり収まる。非常に良い感じだ。
FIVAは、下の絵のように縦に入れていた(あるいは横に入れるか)が、どうしてもカバンの中に半端な空間ができる。
これに対して、MM1は上のように他のファイル類と親和性(?)が良く、半端な空間ができないのですっきり。
Libretto、FIVAとたどってきたために、これはなんか新鮮な感じがする。
2)処理速度はどお?( 2002/11/27 )
なにしろ、National Semiconductor GeodeTM (Media GX)233MHzのあとだから、ぜんぜん文句はない。快適だ。
出先では、処理速度に不平を言わず、遅けりゃコーヒーでも飲みながら気長に待つ。という癖がちゃんと(?)ついているんで、逆に「え、もう終わったの?」ってな感じだ。もっとも、また何年か経ったら、後継がほしいと思うようになるんだろうけど…。
3)クレードルが…( 2002/11/27 )
とりあえずW2Kをインストールしてしまってからは、クレードルをまったく使っていない。
SHARPのいうメール・データの一元化とかいうのも一理あるとは思うが、LANでつないでルータ経由でMM1上でメールを扱えばいいわけだから、別にありがたいとも思わない。第一、クレードルにさして、デスクトップから認識されてからメールのアプリを起動するという手順が結構ウザイというか、クレードルのスイッチを切り替えるのを忘れていて「あれ?メールのデータは?」ってなことが続いたので、面倒になってしまった。
「PC-MM1クレードル活用」とかいうアプリも、もっとすごいことをやるのかと思ったら、単にメールデータの保存先を変更しているだけなので「なぁんだ、それだけのことか」とがっかりさせられた。
結論から言うと、現時点では、OSが起動できなくなったとかの緊急事態でもない限り、クレードルは不要。?25000返せって感じだ(言い過ぎか…)。




購入後001 - バックアップして、W2Kのインストールを決断

※クレードルで購入直後のバックアップ

電源を入れる前にC:?のバックアップを取っておくことにした。

1.クレードル経由でA7VにHDDを認識させる。
クレードル関係のアプリは何の問題もなくA7Vにインストールされた。
次はハードがらみだが、A7VはVIAのチップセットで、しかもOSがW2Kである。「W2Kの環境ではバックアップできないことがある。」とか書いてあったような気がしたので心配していた。現に、USBがらみではCanonのスキャナーが認識されない。
実際には、USBのドライバのインストールで若干手間取った。ServicePackFiles?I386?以下の「USB何とか」を要求されるが見つからない。確認してみたら該当フォルダにそんなファイルはなかった。どこをどう巡ったか忘れたが、結局W2KのSP3をMicrosoftのWeb経由で再導入し、その後はドライバのインストールが順調に完了した。
この辺の手順は、saharaの環境で起こったトラブルを除けば、すべて説明書に詳しく書かれている。
難点があるとすれば、A7VがUSB2.0に対応していないためにHDDの読み書きが遅いこと。
どうせLANでつなぐことになるからかまわないか…。

2.HD革命をインストールし、MM1のC:?をバックアップした。1時間以上かかったが、特に問題なし。もっとも、本当に書き戻せるのかまだ試していない。というか、W2Kを入れるつもりになっているので試す気がしない。( 2002/11/12 )

※初起動後、LANでフォルダ共有の設定中に放棄

ここでやっと電源を投入してWindowsXPの初期設定を行う。
フォルダの共有をしようとしていろいろ試すが、一向にA7Vの「近くのコンピュータ」にMM1のフォルダがお目見えしない。
いろいろWebめぐりをするうちに、W2Kをインストールしてしまおうという気になった。その理由は次の2点。

1.オフ・ラインで使うんならいいが、Webに出たりフォルダを共有したりするならWindowsXPのHome Editionは避けたほうがいいらしい(とどこかで読んだ)。

2.W2Kとの間に微妙な設定方法の違いがあって「2種類のOSを使いこなすのってウザイ」と思い始めた。
確かにフォルダの共有設定に関しても、ユーザの制限とかパスワードの設定とかなかったしなぁ(設定方法を知らないだけかもしれないけど…)。(2002/11/13)




箱と中身

赤い箱。
img40_box1
箱の中身はこんな感じ。
左上の黒い大きなのが、クレードルの底につける板。
結構ずっしりした金属製。
img41_in_box1
クレードル。
img42_cradol1
MM1本体。
非常にシンプルだ。
img43_mm11
FIVAとのサイズの比較。
img44_f
img45_h
クレードルに立てたところ。
img46_on_credol




購入まで

「FIVAの後継が欲しい」と思うようになった。求めているものの基本は「FIVA購入まで」に書いたことから変わっていない。ただ、FIVAの処理能力に限界を感じていた。

候補になっていたのは、
Panasonic R1,TOSHIBA Libretto L5,VICTOR InterLink の3機種。
MM1は、その存在すら知らずにいた。
「B5ファイルサイズ」を選択候補からはずしていたからだ。

Panasonic R1 : パッドだけ、なんかシックリこなかった。デザインも「シンプル」じゃなくて、後々飽きがくるような気がした。
TOSHIBA Libretto L5 : 「液晶が異様に横長だなぁ」と思った。
VICTOR InterLink : 最有力候補だった。「VICTORがPC?しかもノート?」という感じが拭えなかった。

結局、どれも決め手に欠けていた。上に書いたことも「だから絶対だめ」というわけではなく「あえて気に入らない点を書くなら…」ということ。 InterLinkの第2世代が10月中旬に出るらしかったので、それまで待とうという気になっていた。かといって、InterLinkの後継が出たらそれを買うと決めていたわけでもなかった。

そうこうするうちに、
たまたまのぞいた某量販店でMM1に出会った。
「うっすいっ!(薄い)」というのが最初の印象である。サイズはB5ファイルサイズなので「B5以下(ファイルサイズとかはだめ)」という、FIVA購入時に考えたスペックからは外れている。でも「厚さ方向にサイズを詰めるってのもありだ」と思うようになった。体積で比較すれば大きくはない。薄い分、スマートに見えた。しかも、薄さのせいか非常に軽く感じた。はじめは「HDDを内蔵していないんでは?」と思ったくらいだ。今考えると、SHARPの MURAMASA系列の販売戦略にすっぽりはまった形になり、
PC-MM1-H1Wを半ば衝動的に「ご購入」(2002/11/12)ということになった。
Crusoeの処理能力がどうとか、クレードルが便利なのかあるいは不要なのかとか、そんなことはほとんど考慮しなかった。(2002/11/14)