やりたいこと
エロ動画の女優さんの腰の動きをVaM上で再現する。
音声と同期できればなかなかうれしいかも、音の効果は絶大だから。
環境
VaM 1.20.77.9
Timeline v5.3.0 (AcidBubbles.Timeline.249.var)
Blender 2.92.0
Visual Studio Community 2019 Version 16.11.5
手順
1.Blenderで動画の動きのMotion Trackingを得る。
2.1.をCSV形式で出力する。
3.2.のCSVをVaMに取り込む。
4.VaM上で調整し動画の音声も組み込む。
以下その手順の実際
1.「Blender 2.92.0 Motion Tracking」
これが今回例として使うAVをトリミングしたもの。
2.
参考
Export Track Markers to csv
Blender python script to export the motion tracking markers to .csv files.
[crayon-67174519862a8109235562/]
出力先だけをD:¥に変更した。
[crayon-67174519862b1274529324/]
Scriptingを開いてText Editorに上のコードをコピペしてから実行した。
指定先に[動画名_Camera_tr_Track.csv]というファイル名で出力される。
Trackerが複数あればこのファイル名に番号が追加される。
このCSVファイルには[x座標],[y座標]がフレーム数だけ書かれている。
LibreOffice Calcでグラフにしてみた。
それらしいデータが取れているようだ。
青線がx軸方向の、オレンジがy軸方向のデータだ。
3.
さて、ここからがいろいろ面倒だ。
(理屈はどうでもいいって場合は3.-3へ)
3.-1
VaMの.jsonファイルでAnimationがどう表されているのか確認してみる。
Timelineで扱えれば後々都合がいい。
まずはTimelineで[Export animation]した既存のデータの形式を見てみる。
¥Saves¥PluginData¥animations¥TimeLine¥
に保存されている。
何だか良く分からない形式だ。
次に、TimelineでSceneAnimationに変換したのを見てみる。
おなじみのx, y, z のデータになっている。
これに準じて変換してみるのが良さそうだ。
3.-2
テキスト・エディタで見てみるとこうなっている。
赤カッコの部分をフレームの数だけ繰り返す。
その中のx, yの値を2.で得たCSVファイルのデータと差し替える。
[crayon-67174519862b4305912514/]
の間の部分だ。
3.-3
以上で確認したCSVからVaM用データへの変換処理をC#で書いてみた。
準備しておくものの確認
※C#で書いたWindowsのデスクトップ用の変換プログラム
※VaMのSceneファイル(Base VaM Scene)
空のhipAnimationを含むSceneAnimationを仕込んだもの
※動点のx,y座標のCSVファイル(Tracking Data)
作成されるもの
※VaMのSceneファイル(New VaM Scene)
Trackingで得たデータの仕込まれたもの
いずれ手直しが必要な点もいくつか残っている。
[crayon-67174519862bb446664939/]
recordedLengthの値は手動で変更する必要がある。
上の部分はプログラム内で自動的に書き直す処理を加えた(2022/01/15)。
出力先はE:¥result.jsonに固定されている。
ファイルを指定できるようにした(2022/01/16)。
動画のFPSは59.94fpsに固定されている。
上の部分はTextBoxから値を変更できるようにした(2022/01/15)。
他は、マウスのクリックでファイルを指定するだけに出来ている。
4.ここからは出来あがったSceneをVaMで調整する作業だ。
出来上がったSceneファイルをVaMで開く。
データはSceneAnimationに取り込まれているのでTimelineにImportする。
SceneAnimationは消してしまって良い。
当然、Blender上でTrackingした部分のデータだけ読み込まれる。
Personの他の体の部分のポーズとかは適宜整える。
元になった動画の音声をいっしょに再生すれば動きが音と同期する。
下の動画、まだポーズの詰めが甘いが、左がVaM上のPersonの動きだ。
右に元にしたAVの動きを比較のために載せてみた。
外人さんの手による大味な音声には以前から違和感がある。
やっぱ音声は大事だと思う。
続きだけど内容はただの与太話。
「Virt-A-Mate – Import Motion Tracking Data by Blender 2 –」