TEVO Tarantula ノズル交換の現状

ノズルの交換については新旧いろいろ書いているが現行の方法をまとめておく。

ちなみに古い記事は、たとえばこんなものがある。
2018年1月17日「ノズルを0.2mmの物に交換してみた。
2018年1月30日「ノズル交換
2021年6月1日「TEVO Tarantula の Nozzle を交換した。

現行の方法は使っている道具を載せれば一番わかりやすい。

1.プレヒートを開始する。
2.ファンを外す。
3.ヒートブロックの温度を確認する。
4.フィラメントをPTFチューブのあたりまで引き抜く。
5.プライヤでヒートブロックをつかむ。
6.ソケットレンチでノズルを回して外す。
7.別のノズルを取りつける。
8.フィラメントを押し込んでノズルから出てくるのを確認する。
9.ファンを取り付ける。
10.レベル合わせする。
時間を計ってみたらプレヒートの待ち時間とレベル合わせの時間を除くと3分24秒だった。
上の記事の頃よりだいぶざっくりとしたやり方になったが、特に問題は出ていない。
あと、よく考えずにあれこれ適当に買ったせいで、都合3種類のノズルが混在しているが、

交換後のレベル合わせが面倒なので、ノズルは上の写真の一番右の1種類にそろえた。

そのおかげで、交換後もほとんどレベル調整は必要ない。
今のところ、出力するものに合わせて0.2, 0.4, 0.8mmを使いわけている。
0.6mmと1.0mmはまだ使ったことがない。




Ultimaker Cura 4.11.0

以前インストールした際の記事が4.1.0なのでだいぶ間があいたかもしれない。
Ultimaker Cura 4.1.0

何も考えずに4.11.0にアップデートしたら、以前の設定がわからなくなってしまった。
覚書きしておいた方がいいかもと書き始めた。

Ultimaker_Cura-4.11.0-amd64.exe をダブル・クリックしてインストールする。
 設定は一切変更せずクリックしていく。
起動してからは以下の通り。








初期設定は以下のようになっている。

変更したい項目が見つからない場合はその表示設定が必要だ。

チェックを入れたものだけが表示される。
ここではRaft関連のいくつかにチェックを入れた。

以下の点をいくつか変更する。
今使っているフィラメントに固有の設定もあるが、次に買ったフィラメントでも同様の設定が必要となる可能性が高い。

安いフィラメントを使う以上、毎回性質が変わるのは仕方のないこと。
主に、設定温度とスピードで印刷の成否が決まる。
今のフィラメントの場合は以下の通りだ。
()内が初期値、変更した部分のみ。
Material
 Printing Temperature 212.5℃(200℃)
Speed
 Print Speed 40.0mm/s(60.0mm/s)
Build Plate Adhesion
 Build Plate Adhesion Type Raft
 Raft Extra Margin 3.0mm(15.0mm)
 Raft Air Gap 0.4mm(0.3mm)
 Raft Print Speed 15.0mm/s(20.0mm/s)




「扇風機の首振り機能復活プロジェクト」 本来の機構への回帰4

ギアが壊れたので作り直した。
歯が減ったとか欠けたとかでなく、緩んだネジを締め直したらネジ穴が割れた。

で、これを取り外そうと変な力をかけたらメインのギアも壊れた。

当たり前のことだが穴の部分は弱い。

さて、作り直そうとしてBlenderのファイルを開いたら山ほど中間データがあって、しかも時系列が分る命名になってなくて、どれ作ったらいいかわからなくなっていた。
このブログの記事を参考にしようと見てみたが、現状は白いフィラメントなのに写真に写ってるのは透明なフィラメントの物だった。
透明のフィラメントはもうだいぶ長いこと使ってないので、ブログの写真はずいぶん古いバージョンだ。
試しにギアの歯を数えてみたら全然違っていた。
仕方なく、壊れた2つのギアを直接採寸してデータと比べて現行版を特定した。
印刷し終わって組付けたところ。

どうしても途中で止まるのが、写真の中のボルトを矢印方向へ下げたら調子よく動くようになった。
いまだに最終調整は行き当たりばったりだ。

また壊れるかもしれないので、誰もいらないファイルを自分用にアップしておく。
Senpuki_Motor_Mounter_Gear_D_20210719_04
Senpuki stl

追記(2021/07/25)
メインの歯車がベアリングから外れる。
ネジを締めるがネジ穴そのものが緩くなってしまった。
上のリンク先には、きちきちにはまったのでネジを締めなくてもよかった、と書いてある。
その後いつの間にかネジで留めてあって、そのネジ穴が割れて修理となったのが今回の経緯だ。
フィラメントの性質が毎度異なるので、コンマ数ミリのサイズ感やネジ穴の強度は変わる。

上のような構造だったが下のように単純にした。
ベアリングの穴を小さめにしてハンマーで打ち込んで取り付けた。

丸一日連続で動かし続けたが外れずに動作し続けている。
いずれ緩んで外れるような気はするが、少なくとも今のところは目の前で見てる間に外れるようなことはない。
Senpuki_Motor_Mounter_Gear_D_20210719_06




TEVO Tarantula - 0.8mmのノズルを使ってみた。 -

今まで、ほとんど0.4mmを使っていて、時々細かな物のときに0.2mmを使ったことがあるという程度だった。
今回、逆に太いのも使ってみようということで0.8mmのノズルを使ってみた。

Pre Heatしてからフィラメントを引き抜く。
冷却ダクトとそのファンを外す。
Heat Blockをプライヤーで挟んで押さえる
ソケットレンチでノズルを回して外す。
0.8mmのノズルをねじ込む。
ダクトやファンを取り付ける。
テスト出力して高さの微調整をする。
積層を見ると確かに倍くらいの層の厚みになっている。

一番のメリットは出力時間が短縮できることだ。

90g程度の物を出力、フィラメントが0.2mm重なるような設定にし、Infillは50%とすると両者で6時間の差が出る。

デメリットは非常に反ること。
同じつもりでBuild Plate Adhesionの設定をSkirtにしたら反ってしまって途中で中止した。
ガラス板にケープを吹いて使うようになってから、これだけ盛大に反ったのは初めてだ。
太さが倍なので冷却時の収縮も大きいということだろう。
仕方なく3mm幅のBrimを付けたら反りも無く出力できた。

ノズルの交換の手間、Brimの除去の手間がかかるが6時間差なら完全に0.8mmのノズルを使った方が早い。
サイズの大きなものを出力するなら太いノズルの方がよほど効率的だという結論。
もっと早く試せばよかった。

追記(2021/07/04)
今日、前回より厚みのあるものをプリントしたらInfillがスカスカになった。
はっきりとした根拠は無いがフィラメントの供給が間に合ってないんじゃないのかと思ったのでPrint Speedを35mm/sに下げてみた。
同時にInfill PatternをLinesからTrianglesに変更した。
以上の変更で全く問題なくきれいにInfillが作成された。

追記(2021/10/25)
0.8mmで出力する際の今の設定を覚書きしておく。

上には反ったのでBrimにしたと書いてあるが、現状ではSkirtでも別に反らずに出力できている。
上の時に詳細を記録してないので細かな違いはわからない。




スマホ用のフレキシブル・アームを作った。

こんなの。

今回作ったのは赤丸の部分で、ダイソーで買ったスプリング・クランプをAliExpressで買ったフレキシブル・アームに取り付ける部分だ。


スマホを取り付ける部分はだいぶ前に作ったものだが、記事にしてあったかどうか未確認。
まだだったら、そして覚えていたら、あとで載せるかも。




TEVO Tarantula の Nozzle を交換した。

TEVO Taraturaのメンテナンス関連の記事は久しぶりだ。
購入から4年と3か月、今ももちろん現役で使い続けている。

Nozzleが消耗品だという認識はあるのだが、ついそのまま気にもせずずーっと使ってる。

Nozzle径が0.4mmのものから0.2mmに替えてまた0.4mmに戻すときに、元の0.4mに戻さずに新品の0.4mmに戻す、というような経緯で交換したことはある。
頻度的に言えば本当に少ないケースなので、Nozzleはほぼ交換してないに等しい。
そういうわけなので前回はいつ交換したのか不明だ。

新しいフィラメントにしてしばらく使っていて、昨日、下のようなことになった。


3はあとで述べる対策後に出力した完成品。
まず、1を出力したのだが途中でフィラメントが出なくなって強制終了した。
Nozzleを予熱してフィラメントを押し引きしてもNozzleの先からフィラメントは出てこない状態だった。
新しいフィラメント(195~230℃と書かれている。)なので温度が低すぎて詰まったのかと思い、Heated Blockの温度設定を5℃高く設定(215℃)して再度出力したのが2で、今度はすぐにフィラメントが出なくなった。
予熱して手動で押し出そうとしてもやはりフィラメントは出てこない。
ただ、2回とも引き抜くことはできて、どちらのものかわからなくなっているが、その時引き抜いたフィラメントの先が以下の写真のようになっている。

見た目、特におかしな感じはない。
あとはNozzleの先の目詰まり以外に思いつかなかったので、その後Nozzleを新しいものに交換した。
そして3は無事最後まで出力が完了した(4時間半ほど)。
Nozzleの温度設定は高くしたままだ。

Nozzleの温度を上げた効果、Nozzleを新しくした効果、うまく出力できたのは両方の影響の可能性がある。

フィラメントが原因ということも考えられなくはない。
ただ、フィラメントはAmazonでどのメーカーでもいいから一番安いPLAを1kg買うと決めている。
中国製のフィラメントは同じメーカーの同じ商品でさえ買うたびに質が変わる気がするので、もう四の五の考えずにその時一番安いのを買うことにしている。
なので、交換当初は温度設定とか速度設定とかを変更するお試し期間があるわけだ。
だが、今回のようにフィラメントが出て来なくなったというのは、途中で折れた場合を除いては初めてだ。




電源タップの取り付けホルダー

こんなの。

今日、一部が破損した。
作り直そうとしたら、どのファイルだったかわからない。
Blogを見れば作った日付がわかるからそれから絞り込めると思って探したら、Blogに書いてなかった。
ので、書いておく。
KitchenACTapMounterB07.blend
という名前で、最初に作ったのは2020/08/31だった。




人感センサーつきLEDライトの18650電源化

単三乾電池3本で動く人感センサーとCdSセンサー付きのLEDライトの電源を18650に変更するために改造した。
直接の動機は単三ニッケル水素電池が不足気味で18650が余り気味ということ。
もとはこんなもの(中身を抜いた後の写真)。

18650の電池ボックスごと入れようと思ったが入りきらなかったのでケースを作り直した。


追加したのは18650の保護回路(緑の基板)と昇圧モジュール(赤い基板)だ。
これで、過放電を防ぎ、5Vに昇圧している。

電池交換がやりやすいように天井側にこういうものを取りつける構造にした。

本体側は同じ位置にM3のネジの頭が出っ張っているので、この溝に合わせて回せば落ちないようになっている。

わざわざここまでした以上は、単三ニッケル水素充電池3本のときより電池の交換頻度が少なくなってほしいところ。




スマホを置くケースを作った。

最初に作ったのがこんなの。

しばらく使っていたが、置いたときに前のめりになるのが気に入らなかった。

厚み方向にゆったり作り過ぎたのと後ろに余裕がないのが原因だ。
なので下のように設計しなおした。


これで希望通り、垂直か少し後ろへ倒れた形で置けるようになった。




ケース作りに3DプリンターとダイソーのPP厚板シートを組み合わせてみた。

ケースを作る際に、全部3Dプリンターで作ると3時間42分かかるものが、

枠だけにして天板を省くと1時間53分でできる。

半分のパーツで2時間近く短縮されるから、全部作ると3時間半は節約できる。
今回のケースなら同じ時間でもう1つできてしまう計算になる。
今まではどの部分にどれだけ時間がかかるのとか気にしたこともなかった。
どうも平面は時間がかかるようだ。

そこで、枠だけを3Dプリンターで作り、底と天板はダイソーで買ったPP厚板シートをホットボンドで貼ることにした。
強度的にどうなんだろと思ったが、試作品を作る過程で貼ったPP厚板シートをはがしてみたら十分な強度で接着されていることが分かった。
中の基板に何かが触れてショートしないこと、ホコリがつかないこと、がケースの主な目的だ。

まだ途中だがこんな感じになる。
スモークの半透明な部分がPP厚板シートで白い部分が3Dプリンター製だ。

ホットボンドの手際が悪いので若干汚いが、中が透けて見えるのは中々いい感じだと思う。
ホットボンドは幾度かやってコツをつかめばもっときれいに仕上がると思う。

今回は横から配線やコネクタが出るので必然的に上下2段構造になったが、1段で済むものでも天板と底をそれぞれ貼りつけるには2段にする必要がある。
2段の接合は下のような構造にしてM3のボルトとナットで留めた。

中身に関してはこちらに書いた。
CyberPower CP375 JP を改造してバッテリーを外付けにする。