ubuntsuで動くベクトル系のグラフィックソフトにinkscapeというのがある。
最近は、ずっとPaint Shop Proオンリーだったので、ベクトル系専門のアプリは久しぶりだ。
かのIllustratorやら、ぐっとお安くGCrewやらを使ったことはあったが、その実、PSPにおまけでついている程度のベクトル系の機能で十分実用に足りていたので、ずっとPSPだったわけだ。
ところが、PSPはubuntuでは動かない。wineでも試したが、少なくとも日本語版のPSPは文字化けでどうしようもない。GIMPはベクトル系の操作ができない。で、inkscapeの出番だ。
プログラムはここの「DOWNLOAD」や「Download Now!」からもらってくることができる。
とりあえず、最近良くやる、「デスクトップのキャプチャにクリック場所の矢印をつける」みたいな説明用の画像の加工をやってみよう。
まずは、キャプチャ画像の貼り付けだが、これは定番どおり 編集 > 貼り付け だ。
続いてPSPでいうところの「トリミング」だが、やり方が変わっていて、まず、「矩形を作成」を選ぶ。
切り抜きたい部分を矩形で覆うようにしておいてから、元画像と矩形を両方選択する。
この状態で、オブジェクト > クリップ > 設定 をクリックすると「トリミング」の完了だ。
あとは、あらかじめ作っておいた矢印をインポートして上に置いて位置や角度を決める。
このとき、オブジェクトを1回クリックすると「移動モード」で、もう一度クリックすると「回転モード」になる。
ちなみに、変形の時、この錠前をロックしておくと縦横の比を保ったまま拡大・縮小できる。
完成したら、必要なオブジェクトをすべて選んでからグループ化して、ファイル > ビットマップにエクスポート だ。