PhotoFast CR-5300を買った。
microSDHCメモリーカードを挿してメモリースティック(以下MS)に変換するアダプタだ。
一度でもMS上に置いたデータでPSPのゲームをプレイすると、もうUMDには戻れない。
ただ、UMDは差し替えれば無尽蔵だが、MSは大きくて32GB、しかもデータをMSにコピーするには結構な時間がかかる。
結果、MSがさらに何枚かほしくなる。
これを書いている時点でのメモリーカード系の製品の価格を16GBの容量のものを例に比較すると以下のようで、
メーカー問わず microSDHCメモリーカード 16GB ¥2,016
メーカー問わず メモリースティック PRO DUO 16GB ¥2,990
ほぼ特殊用途に限られてしまってシェアの低いメモリースティック(MS)よりも、シェアの高いSD系の方が明らかに安い。
例えば、PCとUSB接続するにしても、SDカードなら100均にですらUSBアダプタが置いてあるほどの扱いだ。
事実、わたしも、PSPを購入するまでは身の回りにMSは存在していなかったが、SDカードはすでに数枚持っている。
したがって、まあ、PSPに敬意を表して一枚はMSを持つにしても、2枚目からは汎用性の高いSDにして、それをPSPでも流用できれば、何かと便利でいいかもと思う。
ということで、そんな市場のニーズを反映して存在するのがPhotoFast CR-5300のような変換用のカートリッジだ。
価格的にも、メモリースティック用のUSBアダプタと同程度かやや安いくらい。PSPにスロットは1つだから1枚あれば十分なわけだ。
CR-5400というmicroSDを2枚挿せるものもあるようだが、ただでさえデリケートな物なのに2枚ってのは危なっかしい気がするし、さらに、2枚挿してPSPでフォーマットしたものを、SDカードとしてPCとかで使うときに1枚1枚別々に使えるのかについては何だか無理っぽい気がした。
で、ためしに、そういう心配の無いCR-5300の方を買ってみたわけ。
早速、CR-5300 + microSD 16GB の組み合わせをPSPのスロットに挿して、フォーマットしてからゲームをプレイしてみたが、特に支障も無く、快適にデータのロードもセーブもできている。
しかも、他に必要ができたら、CR-5300から外してUSBアダプタに挿し、PCやデジカメで使うことも可能だ。
それにしても、まあ、あらためて見ると何とコンパクトなことか。どこぞの総理大臣を務めた方が総務大臣に就任された際に「これからはフロッピーの時代だ」とも取れるような発言をされて失笑を誘ったそうだが、そのフロッピーの容量を1440KBとして、16GBのmicroSDが約15552740KBとすると、容量は約1万倍、体積は150分の1だ。
別件で探し物をしていたら出てきたので比較写真を撮ってみた。
左側の物体が3.5 inchのフロッピーディスクというものだ。5 inchのとか8 inchのとかもあったが、これらは探したって出てくるようなもんではない。「化石」に近い感覚だ。
何が入ってるんだか見てみたいところだが、押入れの奥のフロッピーディスクドライブを探し出してきてPCに接続するのは非常に面倒なので、そのまま、しまい込んだ。