日ごろおよそ存在価値のある本当の「報道」とは無縁なマスコミの皆さんが、ここぞとばかりによってたかって開票速報特番です。
選挙結果なんて、明日のニュースでゆっくり確認しても何の支障も無いので、速報していただく必要を微塵も感じないんですが、どういうわけか日本のテレビ局は、選挙というと毎回張り切ります。
視聴率がいいんですかね。
それとも、やっぱ人並みに「報道ごっこ」はしてみたいんですかね。
バラエティーだってお笑いだって、日ごろ見る人の気持ちをやわらかくする、とっても重要なジャンルだと思いますが、普段はろくな「報道」をしないくせに、こういうときだけは張り切って「報道」の連中が牛耳るのって、何か滑稽です、本末転倒ですしね。
日ごろの世論の形成に謙虚に正しく貢献していれば、選挙結果はおのずとついてくるはずだから、取り立てて結果だけを大騒ぎする必要は無いはずなんですがね。
あまり地道にお勉強しないので、いつもろくな成績を取れない生徒に限って、テストの結果だけには大げさに一喜一憂するのと同じです。
よく見ると、日テレだけが開票速報よりサッカーを先に出してきていますが、その辺のなりふり構わない姑息さがちょっと好感持てます。
でも見ないけど。