表面実装にすると、片面基板の場合は部品面が銅箔面と共通になるので、反対側の面は何も無くてスッキリする。
そこへ従来のピンヘッダを取り付けると、せっかくスッキリなところへ無骨なピンがにょっきり出ていて台無しになるので、無理して銅箔面に付け替えたりしていた。
それが、何かの拍子に、ランドを道連れにして取れた。
ちょっと見にくいが、右のピンは左のピンより出ている。
つまりランドをお供にして浮いた常態だ。
せっかく作った自作のプリント基板が1発でボツになるので、これは、かなりショックだ。
ということで、いろいろ探した結果、秋月には表面実装用ピンヘッダと称するものが売られていることがわかった。
実際に使ってみるとこんな感じ。
ランドが広くなるので、少しは強度的にいいかとは思うが、それでもねえ、なんか安心できる感じからは程遠い。
しかも2列用のものしか無い。
そこで、なんかのモジュールにおまけでついてきた4ピンのL型ピンヘッダを使っていろいろ試してみた。
まずは、表面実装用の1列のピンヘッダにしてみる。
ピンを抜いて逆向きに差し直しただけだが、これで秋月の表面実装用のピンヘッダの1列版にはなる。
さて、懸案の強度のある表面実装用ピンヘッダだが、まず、ネジ留め用にピンを抜いて穴だけがあいている状態にする。
4ピンのものでやっているのでこうなったが、実際には3ピンにして真ん中の1つだけをネジ穴用にするのがいいと思う。
というか、ネジ穴用のピンの無い穴の数は必要な強度に応じて変えればいい。
手持ちにM1.4のボルトとナットのセットがあるので、穴を1.2mmに広げてネジ込んでみた。
基板はそこらに転がってた全然関係の無いものなのでランドは合っていないが、強度的には全く問題無いと思われる。
余分な追加コストは、ボルトが4円、ナットが16円、ネジ穴にする分のピンヘッダが2円だ。
穴の径が1.2mm、ボルトはM1.4のものなので、きつめにねじ込んでいくことになり、ナットは必要ない気もする。
黒いパーツと基板の間に隙間があるので、強く締めるとたわんで、ピンが内側へ傾く。
何か挟んで隙間を埋めればいいだろう。
あるいは、ピンを真ん中に寄せて、両側を2ヶ所ボルト留めでもいいか。
いずれにしても、この方法、ちょっと使えそうだと思う。
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