リモコンつき扇風機の壊れた首振り機能の復活を目指してきた「扇風機の首振り機能復活プロジェクト」が完了した。
PIC10F222が2個とTA7774PGが載っている。
TA7774PGも表面実装品にすればもっとコンパクトに出来たが、これを買った当時はプリント基板の自作をやっていなかったのでDIP品を買った。
パーツ購入後にどんだけブランクが空くんだよって話。
最終的な基板のサイズは45×40mmとなった。
左上が赤外線リモコンの受信部、左下が電源端子、右がステッピング・モーターとの接続端子だ。
回路はこんな感じ。
パーツは以下の通り。
Stepper Motor x 1 250yen
Pulley x 3 90yen
Square wood bar 100yen
PIC10F222 x 2 100yen
TA7774PG x 1 100yen
LED x 1 1yen
R x 1 10yen
Pin Header L-type x 8 10yen
Board(Hand Made) 100yen
およそ800円というところか。
PIC12F1822ではじまり、PIC16F1823になったり、PIC16F1827になったり、PIC10F322になったりしたが、最終的に、PIC10F222を2個で、1つはリモコン信号の受信専用に、1つはステッピング・モーターの駆動専用とした。
2つは1本の線でステッピング・モーターのON/OFF用の信号だけをやり取りする。
以下は、プリント基板にパーツをハンダ付けする際にやらかしたいろいろの覚書き。
DIPであるステッピング・モーターのドライバのTA7774PGも表面実装しようということで、おなじみのICソケットの足を折り曲げる方式で基板にハンダ付けしたところまではよかった。
PIC10F222も2つハンダ付けして、目視で一応確認してからプログラムを書き込もうとしたらエラーが出た。
調べると、電源がショートしている。
結局、折り曲げたICソケットの足がソケットの下でパターンと接触しているらしかった。
せっかくハンダ付けした16ピンのICソケットをわざわざ外して、絶縁対策(eBayで買った怪しい耐熱テープを貼っただけ。)を施してから再びハンダ付けし直す。
一方のPIC10F222にはプログラムを書き込めたが、もう一方が書き込めない。
取り外して単独で書き込もうとしてもエラーが出るので、どうやら上のごたごたの最中におかしくなったようだ。
新品を持ってきて、先にプログラムしてから基板に取り付けた。
最近、米粒PICは、こういうものを用意して
こんな風にPICを乗っけてダイソーで買ったスプリング・クランプではさんだだけで書き込みしている。
接続にはICクリップを使う。
最初からこうやってれば壊さずに済んだかもしれない。
追記(2017/07/19)
2年ぶりにプログラムを変更しようとしたらそのままの回路では書き込めなかった。
下の図の水色の部分のように、2つ載っているPICの配線が被っているので書き込めないのだと思う。
もしかしたら上でのトラブルと関係あったのかもしれない。
パターンをカットしたら問題なく書き込めた。
使うときはジャンパ線でつないで稼働させる。
プログラムの変更を考慮していなかった2年前のミスだ。
追記(2019/05/14)
当初サーボ・モータ用に作ったものから流用したごちゃごちゃしたコードだったので直した。
アホなことに、2つのPIC10F222を取り違えてプログラムを逆に書き込んでしまった。
ちゃんと配線を追えば、赤外線リモコンの受信センサへつながってるのがどちらかくらいはすぐわかることだ。
あと、リモコンでオフにしても片方の信号だけ止まってなかった、よくこんなので2年も使い続けたと思う。
ついでに、気づいていたのに直してなかった最悪の仕様で、電源ON時にモーター動作から開始するのを直した。
どちらも、今更ながらひどいもんだと思う。