秋月の鉛蓄電池充電器パーツキットを使おうと思ったが、写真を見るとずいぶん空き地の目立つ基板だ。
しかも、トランジスタ用のヒートシンクはこの上に載らない。
どうも、汎用の基板なのでこういうことになっているらしく、それではとパーツをそろえてプリント基板から自作することにした。
対象とするバッテリーは12V 5Ahのもの。
電源は、手持ちのノートPC用のACアダプタで、20V 2Aというもの。
手持ちのパーツも流用したので、プリント基板を除けば部品代は500円で済んだ。
久しぶりなので、プリント基板の作成から順を追って写真を貼ることにする。
生基板にトナーを転写したところ。
黒い油性ペンで修正。
エッチング完了。
トナーを落としてプリント基板は完成。
パーツの取り付け完了。
惜しかったのは、パターン作成時にヒートシンクの足の事をすっかり忘れていて、おかしなところに足の通る穴が来てしまったこと。
ショートしないように、穴の周辺の銅箔を削ったはいいが、足はただささってるだけという状態にせざるを得なかった。
ヒートシンクも載せたうえで5×8cmのサイズに収まったので、やはり自作して良かったと思う。
秋月で買った鉛蓄電池の箱から出した直後の電圧。
調べたら「50%までの充放電で1年程度経過」した状態の電圧だと書いてあるところもあったり、秋月の充電器キットの説明書では満充電と書いてあったで、良く分からない。
とりあえず充電してみる。
早速充電開始。
2つのLEDのうち、右上が電源用、左下が充電中を表す。
充電中のLEDが少し暗くなってきた。
充電中のLEDがほとんど消えた。
充電が完了するにしてはまだちょっと電圧が低いので、LED周りの設定を見直す必要があるかもしれない。
充電中に時々触れてみた限りでは、ヒートシンクはほんのり暖かくなる程度で、セメント抵抗の方がもっと熱くなった。
レイアウト的に、もう少し他と離した方が良かったと思う。
とは言っても、どちらも、触れないほどの熱さにはならなかった。
バッテリー本体はというと、全く発熱は無く、むしろ冷たく感じるくらいだった。
ACアダプタは、本来ノートPCで使うときよりよっぽど低温で、ほんのり暖かい程度だった。
充電時の曲線をあらわすグラフがGS YUASAのWebにあったので拝見すると、
充電開始時と終了時に電流曲線の傾きが大きいわけだが、最初からずっと触っていた訳ではないので温度変化の様子についてはわからない。
実際にはほとんど満充電の状態で、電流は少ししか流れなかったのかもしれない。
そもそも鉛蓄電池というものに関してもう少し調べてみなければいけないようだ。