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「KiCad – 既存のコンポーネントを編集して別のコンポーネントを作る –」
以下の記事はどのバージョンのものか不明。
現行(2020/01/12現在)は上のリンクへ。
既存のコンポーネントに自分の使いたいものが無い場合、1から作るより既存のものをアレンジする方が楽だ。
Part Library Editorを起動する。
元になるコンポーネントの含まれるライブラリを開く。
元になるコンポーネントを読み込む。
変更を加えたものを書き出すライブラリ(自分で用意したライブラリ)を開く。
ここではsaharaというライブりを開く。
そもそもその自分のライブリを登録する方法は「KiCadを試す 自前のライブラリを登録する」に書いた。
今開いているコンポーネントから新規コンポーネントを作成する。
名前を変更して[OK]をクリックする。
ピンの説明の部分をダブルクリックするとプロパティーを変更できる。
データシートを見ながら変更を加える。
同じピン数のPICからなら変更するのはピン名と信号の方向くらいか。
変更したコンポーネントを更新する。
すでに存在すると警告が出るが、その通りなので[OK]をクリックする。
作成したコンポーネントを実際に読み込んでみたところ。
簡単なLチカ回路を作って出来上がりのPCBパターンをInkscapeに読み込んだところ。
ということで、既存のPIC16F690のコンポーネントからPIC18F14K50のコンポーネントを作ってPCBパターンの作成までを試してみた。
途中、2つある20ピンDIP用のフットプリントのうちの片方でエラーが出た(※)。
その点を除けば問題なく使える。
※ エラーが出たと思ったフットパターンに、後でPcbnew上で変更してみたら、問題なく変更できた。
ついでに、表面実装バージョンも。
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