「PIC24FJ64GB002 + FatFs でSDカードを扱う。」で、SDカードへのデータの書き込みや読み込みにどうやらめどがつきそうだとなったので、データロガーでも目指そうということにした。
私の環境では、ChaNさんのサンプルのコードの全ての機能が動くわけではない。
使い方が分からないせいなのかもしれないが、ファイルのオープンとかが上手くいかない。(※1)
とりあえず必要なのは、ファイルを作ってデータを書き込むことなので、そのあたりをでっち上げて、AD変換の結果をロギングするテストをしてみた。
上から順に赤字で示した部分のコマンドを説明すると、
[fi]でファイルシステムを初期化
[fl]でファイルのリストを表示
ここまでは、すでに実装されていて、問題なく動く機能だ。
[dc]でwrite.txtを作成して、100mSごとにAD変換のデータを100件書き込む。
[fo]でそのファイルを開く。
以上の2つのうち[fo]はそのままでは私の環境で上手く動作しなかった。
適当に手を入れたらファイルを開けるようになった。
[dc]は完全に1から自分で追加したデータのロギング機能だ。
最後に[fd]でオープン中のファイルのダンプリストを表示する。
この機能は実装済みだったようだが、[fo]でファイルを開けなかったので使えない状態だったものだ。
[fo]を使えるようにしたら[fd]はそのまま機能した。
当然、データのファイルはPC上でテキストとして開くことが出来る。
これがSDカードを使う一番のメリットだろう。
すぐにグラフ化することも出来る。
「PIC24FJ64GB002 + Petit FatFs も試してみる。」へ
※1
ファイルのオープンは、例えば、test.txtを読み込み属性で開くなら、
>fo 1 test.txt
と入力すればいい。
当初、
>fo FA_READ test.txt
とやっていてファイルが開けなかった。