MAX712を使ったニッケル水素電池の充電器の話だ。
「MAX712CPEでNi-MH充電器を作る」にも書いたとおり、充電中にトランジスタがそこそこ熱を持つ。
ヒートシンクを取り付けると、そのヒートシンクが、触れないほどではないが、ずっとつまみ続けているのはちょっと、という程度の温度になる。
いったい、何度くらいなんだろうと思うが、測る方法が無かった。
で、K型熱電対だ。
買ったものは。
先端に金属のカバーがしてあって、見栄えはいいがヒートシンクの隙間に差し込むことは出来ないサイズだった。
別のを買おうと思っていたが、どうせなら先端のカバー部分がもっと長いものを買おうということで、いまあるものは中途半端なのでこっちを分解することにした。
中身はこのように、金属をねじって溶接してある。
この溶接によって出来た先端の玉の直径が約1.2mmだ。
これなら狭い隙間にも入れることが出来る。
測定結果は以下のようになった。
熱電対の先端とヒートシンクとの接触部分が適当なので、グラフも適当に乱れている。
ファンが無いと67℃程度まで温度があがることが分かる。
これが、ずっとつまみ続けているのはちょっと、という程度の温度だ。
数字になったものを冷静に眺めると、ファンが無くてもヒートシンクだけでどうにか大丈夫そうだと思える。
それでも、せっかくなので、ファンをの風を当ててみた。
さすがに、33℃程度まで下げることが出来る。
ちなみに室温は25℃だった。