「安物買いの銭失い。」という言葉がある。
返品できるので、さしずめ「安物買いの手間取らせ。」とでも言おうか。
ただ、今回の場合は、Amazonの盲点と言うか、買う品物そのものを見て確認してから購入できない通販のジレンマのようなものだろう。
無論、エーモンの品質管理のずさんさが一番の戦犯なわけだが。
この件で「エーモンなんて電装がらみのニッチな市場をついた隙間に上手く割り込んで商売してるだけ。」という、以前は頭の片隅をちょっとかすめる程度だった思いが強くはなった。
実際にAmazonから届いた代物はこんな感じ。
えーっと、この工具のような体裁の金属の固まりは、いったい何に使うものですか？
と言いたくなるような噛み合わせのひどさ。
一瞬、ちゃんと閉じないで撮ったかと思っちゃうほどだが、左端のカッターの部分に隙間はなくちゃんと閉じている。
どうやったらこんなものを作って、どうやったらそのまま生産ラインの外へ出せ、どうやったら人様に売りつける気になるのか、色々疑問だ。
下の写真は近所のホームセンターにあったやつを店頭で撮影したもの。
さすがに透かしてみるわけにはいかないが、少なくともうちに届いたヤツよりは幾分ましなようだ。
ちなみに、ホームセンターでは税込み1911円、Amazonでは1164円(さっき見たらなぜか1619円に値上がり。3/22)だった。
これだけ価格差があると、たとえ良さそうなのを選べるにしてもホームセンターで買う気にはならない。
Amazonで買って、当たればもうけもの、外れたらとっとと返品すればいいわけだ。
不良品を混ぜて売りさばくから安く出来るのかもしれない、とうがった見方をしてしまいそうだが、まあとにかく、返品はできるからねえ。
Amazonでは結構頻繁に買っているが、実は返品したのは今回が初めてだ。
注文履歴＞商品の返品・交換
交換でもよかったのだが、なぜか返品しか選択肢が無かった。
あとは指示の通りに、返送用の宛名と、同梱するバーコードを印刷して、それぞれ、貼るとか中に入れるとかする。
同じページに着払い・受け取り要請へのリンクがあるので必要事項を書き込んで終了だ。
受け取りに来たら、梱包した品物を渡して控えをもらって完了というだけ。
外れたらどんどん返品しましょう！
追記(2016/03/18)
返品手続きと同時に注文した「エンジニア 精密圧着ペンチ PA-20
最初からこっちを買えよという話だが、これで「エーモンの工具は今後一切買わない。」ということが身についたはずだから授業料は安い。
手間は３分、出費はコピー用紙２枚とトナーと梱包テープ数十cmの代金でせいぜい５円。
ちなみに、PA-20は昨日の今日でもう届いた。
返金予定の連絡メールもすでに届いている。
大切なことなので、もう一度書く。
安いところで安いものを買え、外れたら返品すればいい！
追記(2016/03/21)
銀行から返金連絡があった。
これですべて完了ということだ。
一応時系列で流れを確認する。
13日注文(Amazon)＞16日着(郵便)＞同日返品手続き(Amazon、郵便)＞17日返品引き渡す(郵便)＞18日返金予告(Amazon)＞19日返品完了通知(郵便)＞21日返金通知(銀行)＞同日返金確認(銀行)
このために動いた距離は部屋から玄関までの１往復のみ。
実質２営業日で返金が完了だ。
安いものを買っても過度に心配せず、届いた物を見てまずきゃ返品すりゃいいってことだ。
追記
そもそも、もっと小さな圧着端子を扱うつもりだったので、最初からエンジニア 精密圧着ペンチ PA-20
さらに、もしかして「電工」ってのはパーツも肉厚でこういうものなのかとも思った。
そこで、近所の別のホームセンターへ寄ったついでにFUJIYAの製品を見てみた。
フジ矢 万能電工ペンチ FA106
上が店頭で撮影した写真だが、きっちりきれいに嚙み合っていて、エーモンのものとは全く違う。
ちなみに、これ現時点でAmazon価格1819円也、エーモンのはなぜか1619円に値上がりしてた。
これを見てしまうと、エーモンのものを「ゴミ」と呼ぶのに何のためらいも無くなる。
200円安い「ゴミ」と200円高い「工具」、さあ、あなたならどっち買う？
