Graphic LCD Nokia 5110 84×48 は「ニッケル水素電池用の放電器」に使っている。
他にもいろいろ遊んでいるモノクロのグラフィック液晶だ。
幾度か画面の濃さの話をしたことがあって、その時は初期設定のせいだろうとか、基板上の接触不良だろうとかで済ませて来た。
また昨日あたりから真っ黒になり、とりあえず接触不良の疑いを払しょくするべく基板にちゃんとハンダ付けした。
それでも真っ黒になる。
初期設定の値は変更していない。
じゃあ、あとはもう電源を疑うしかない。
12VのACアダプタからの出力を中華製ステップ・ダウンDC/DCコンバータで3.3Vに降圧している。
このDC/DCをBP5293-33に変更した。
黒くならずにちゃんと表示される。
電源原因説確定。
LHT00SU1で見てみた。
上がそのままの状態で電圧を見たもの。
260kHz程度の周期、最大0.7Vほどの振幅で変化している。
下が10μFの電解コンデンサを入れてみたところだが、0.3V程度に収まって、表示も回復した。
結局、4.7μFのセラミック・コンデンサで下のようにかなり小さい振幅になり、もちろん黒くならずにちゃんと表示されるようになった。
ちなみにBP5293-33では、外付けでコンデンサをつけなくても測定結果に波は見て取れなかった。
中華DC/DCに4.7μF取り付けた時よりまっすぐ。
これが価格差5倍のゆえんだろう。
もっとも、10円のセラミック・コンデンサで回復するなら、依然コスト的には中華コンバータの方が有利だが…。