ホーム・シアターが完備していて、ちゃんとリアル・サラウンドが楽しめる環境の方はこんな苦労はしないんだろうなと思うし、2万円越えのバーチャル・ヘッドホンとかを持ってる人もこんな面倒は掛けないんだろうなと思う。
私の場合、夜中にこそこそとヘッドホンで楽しむのが前提な環境なので、サラウンド・ヘッドホンは一応購入候補ではあるが、以下の手順で得られるバーチャル・サラウンドで映画を楽しむ分には完全に無料なので、先にこっちで試してみようというジタバタの記録である。
1.5.1chの動画ソースから音声部分を取り出す。
2.1.を Foobar2000 + AndrewLabs ATSurround で疑似サラウンド化する。
3.1.の動画の映像と2.の音声を組み合わせて動画をエンコードし直す。
使ったアプリケーションやコンポーネント
TMPGEnc Video Mastering Works 5
Foobar2000
AndrewLabs ATSurround
Nero AAC Codec
1.最初はWAVで書き出そうとしたが、4GBを越えられないらしいのでWMA形式になった。foobar2000に読み見込めて5.1chに対応してればどんな形式でもいいだろう。
2.foobar2000でのコンバートの方法は以前にDolby Headphoneの例で書いたのと同じだ。
ATSurroundの方がこってりした感じでSF映画なんかだといい感じになると思う。お好み次第だが。
ここでもWAVの4GBの壁にぶち当たるので、コーデックはNero AAC Codecを使用した。
初回のみneroAacEnc.exeの場所を尋ねてくるので、もらってきたファイルを解凍した中にある下の図に示すファイルを指定する。
3.1.の動画の音声を2.でコンバートしたものに置き換えてデコードし直せば完了だ。