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ESP8266モジュール(ESP-WROOM-02)を試す その17 006P形ニッケル水素充電池をばらしたものを電源にするテスト

2次電池は取り扱いを誤ると非常に危険です。
この記事に関連して生じたいかなる結果にも責任を負いません。

1年半ほど前に、秋月で買った006P形ニッケル水素充電池GP30R7Hをばらしたという記事(「006P形ニッケル水素充電池 GP30R7H を分解してみた。」)を書いた。
実はそのとき同時に006P形ニッケル水素充電池MR250Fというのも購入して、上の記事の10日後くらいにやはり分解して中身を取り出している。
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当時何がしたかったのかというと、コンパクトで、充電できて、扱いやすい電源を探していたわけだ。
でも、たとえコンパクトなサイズの電池が手に入ったからといって、規格外は所詮規格外で使いにくく、どうやって回路に組み込むか考えあぐねてしまった。
そうこうするうちに、結局落ち着き先が「単4ニッケル水素電池1本をHT77##で昇圧」という方法に決まって、その後分解したものは放置されていた。

最近になってESP8266を試し始めて、当座はAC電源でテストしていたので問題なかったのだが、PICと同じつもりで「単4ニッケル水素電池1本をHT77##で昇圧」で動かしてみたら、ニッケル水素電池1本1.2Vからの昇圧では十分な電流が取れずに上手くないことがわかった。
2本からの昇圧なら動く。
ところが、2本使う気なら、そもそも昇圧しなくても動く。
データシート上では3.0~3.6Vとなっているので、後々問題が出てくるのかもしれないが、実験段階ではニッケル水素電池2本直列なら十分動くのだ。
それより、電流に関して厳しい。

ともあれ、昇圧してまで電池1本にしたコンパクトさのメリットは得られないことになった。
で、ふと、そういえば、もっと小さいの、ばらしたのがあったなあ、と思い出した。

こんな風にしてちょっと試してみている。
もちろん、既製品の電池ホルダは無い。
これはヒューズホルダで、太さが合う。
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マイナスはホルダではさむだけで接続できるが、プラスはこうやって側面へ引き出す必要がある。
ポリイミド・テープで絶縁した上へ銅箔テープを巻いて、そこへ銅線で引っ張っている。
端子にハンダ付けするというのがご法度なのは重々承知で、後々どういう悪影響が出るかもわからない。

2次電池は取り扱いを誤ると非常に危険です。
この記事に関連して生ずるいかなる結果にも責任を負いません。

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これで、プラスも側面からつなげるようになるので、ヒューズ・ホルダが電池ソケットの代わりに使える。(※)
20151201173141
まずは色々テストなので、3本を自在に接続できるように、ユニバーサル基板に取り付けて、ピンソケットとつないだものを作った。
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どれくらいの継続時間があるかまではチェックしてないが、今のところ、
×1本から昇圧
○2本直列
○2本から昇圧
という結果だ。
ついでに過放電対策もしようかと思っているので、仮に2本直列で大丈夫だとしても、基準電圧の確保のために昇圧するという方法が有力だ。
問題はHT77##がちゃんと電流を供給してくれるかどうか。

ためしに電源電圧の変化を拾ってみた。
ニッケル水素(極細)x2_HT773s

ニッケル水素(極細)x2s

ニッケル水素(極細)x3s
うっかり横軸の位置合わせを忘れたが、スケールは同じになっている。
HT7733Aで昇圧したときの電圧の下がり方はひどい。
3本直列の方が安定しているのは当たり前だが、2本で2.4Vとかでも動くんだなあ。

※追記
後に絶縁方法をもう少ししっかりした方法に変更した。
006P形ニッケル水素充電池をばらしたものを使う

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Posted under: ESP8266, 電子工作その他


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