「追加投資たったの100円でPICのプログラマを作ってみる。」のPIC24FJ64GB002バージョンだ。
このサイト(「PICプログラマ(PICライタ)の製作」)の受け売りである点も同じ。
上の写真の左半分がR8C/M12AによるPICプログラマ、右半分がプログラムされる側のPIC24FJ64GB002だ。
PIC24FJ64GB002には、PGD、PGC、MCLRの3本が300Ωを介してR8C/M12Aからつながっている。
あと、PIC24FJ64GB002の電源がVdd、Vccそれぞれ2本ずつの4本接続してある。
残りは、好みに応じて動作確認用のLEDなどをつなぐだけだ。
MCLRのプルアップ抵抗は、外さないとプログラムが書き込めない。
R8C/M12Aは回路図の通りだが、22kΩとなっている抵抗は10kΩ、LED用の電流制限抵抗は470Ωにした。
これから買うなら、300Ωと10kΩの2種類で済むと思う。
写真には写っていないが、USBシリアル変換モジュールの出力を3.3Vに設定して、そこから電源を取っている。
つまり、これだけならUSBケーブル1本で済む。
使うパーツはPIC以外は前回と同じだ。
今回は、使う分だけの価格を計算してみたら、934円だった。
R8C/M12Aマイコン 100円(秋月)
USBシリアル変換モジュール 207円(eBay)
ブレッドボード BB-801 200円(秋月)
ブレッドボード・ジャンパーコード(オス-オス)(10cm) 6本 54円(秋月)
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)1/2W 300Ω 4本 4円(秋月)
カーボン抵抗(炭素皮膜抵抗)1/2W 10kΩ 4本 4円(秋月)
絶縁ラジアルリード型積層セラミックコンデンサー 0.1μF 50V 2.54mm 1個 10円(秋月)
高輝度5mm赤色LED 1個 15円(秋月)
PICマイコン PIC24FJ64GB002-I/P 340円(秋月)
秋月で買うとバラでは買えないので、これより割高(1477円)になるし送料もかかるが、他のパーツもまとめて買えば他店でバラで買うより確実に安くなる。
USBシリアル変換モジュールだけはeBayで買ったものを使った。
確実に安いので、eBayの利用を強くお勧めする。
もっとも、全部秋月で調達したとしても、送料別1930円だが。
タイトルの「たったの100円で」というのは、電子工作を趣味でやるとして、どうせ持ってて損は無いものの分は除くと100円という意味だ。
私の場合で言えば、このために新しく買い、これ以外にはたぶん使わないのは、R8C/M12A 100円 だけということになる。
基本のコンセプトは以下の通り。
電子工作は、続けていくつもりである。
PICを試してみたいけど、初期投資は極力抑えたい。
PICを続けない場合に無駄になるものは、なるべく買わない。
前回は、ベリファイに失敗したけどちゃんと書き込めてるようだ、というあいまいな終わり方だったが、今回のPIC24FJ64GB002では、エラー無く終了している。
なお、参考にさせていただいたサイトからもらってきた devicelist.txt に PIC24FJ64GB002 は含まれないので、最後に、
1 |
PIC24FJ64GB002, 4207, 8000, 200, 40, 0, 0, 0 |
を追加する。
変更点はこれと、回路図の抵抗の値を手持ちに合わせて変えたことだけだ。