HW VSP3 はこんなもの。
HW VSP is a software driver that adds a virtual serial port to the operating system and redirects the data from this port via a TCP/IP network to another hardware interface, which is specified by its IP address and port number.
https://www.hw-group.com/software/hw-vsp3-virtual-serial-port
なので、Wi-Fi経由でESP8266からTCPでデータを無線送信し、それをPC上のCOMポートで受け取ることができる。
自分で買いてて何が何だか良く分かってないが。
参考にしたサイト
https://keijirotanabe.github.io/blog/2017/02/18/esp8266-virtural-serial-port-170218/
http://bmicom.dmsk.com/wroom-02/wroom-tcp-socket
HW VSP3 の導入は以下の手順。
トップページから[Products]>[Software]とたどる。
HW VSP3を選ぶ。
HW VSP3 Singleをもらってくる。
インストールはただ言いなりにクリックしてれば完了する。
設定変更などは一切しなかった。
起動後は以下の手順。
[Login]
そのまま[OK]
TCP Server Mode にする。
COM番号とポート番号を決めて[Create COM]
ポート番号はESP8266用のスケッチ内で指定する。
COM番号はPC上でCOMからのデータを取り込むソフトで指定する。
以上の設定は以下のように保存出来、次回はこれが反映される。
PC上のデバイスマネージャーには以下のように表示される。
最初の参考サイトではESP8266の操作をATコマンドで行っているので、HW VSP3 の導入のところまで参考にさせていただいた。
ATコマンドはESP8266の初期にちょっと触れただけで、以後全然使ってないしわからないので。
その後、ESP8266でTCPソケット通信をやるArduinoのスケッチの例を探して2番目のサイトに行き当たった。
このサイトはESP8266を2台使った相互通信について書かれているが、ここでは1台のESP8266から一方的にデータを送る。
両方を半分ずつ参考にさせていただいてやっとこぎつけたわけだ。
左の赤四角がArduino IDEのシリアル・モニターに表示させているデータの送信状況。
真ん中の赤四角がPuTTYでCOM20をモニターしているところ。
右がHW VSP3の窓で、仮想ポートとしてCOM20を開いているところを示している。
ESP32でBluetoothSerialというのを最近使えるようになった(「ESP32 DEVKIT V1 + VL53L0X x 3」)ばかりだが、ESP8266の方がコンパクトに安くできる。
ただ、ソフトウェア的には煩雑。
とはいえ、Bluetoothだってハード的に煩雑なので、手間はどっちもどっちか。