Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

まるで予告テロだな

高い電気料金払ってんだから、通常時に電力が安定供給されるのは当たり前、有事、災害時にこそ、電気料金の高さ分の恩恵にあずかりたいもんだ。

さんざん、安全だ安全だと胸をはってほざいていた原子力発電所が、もののみごとに大打撃を受けて、電力供給がままならなくなった。
テレビをつければ「オール電化」の大合唱で、地震国日本においてインフラの負うリスクの分散をはかるなんて頭は毛頭無く、ただ自社の利益の追求のみに走ってきたつけだ。

して、いざこうなってみれば「未曾有の」「想定外の」で、責任回避だ。

そこまでは、まあ許そう。
相手は自然だ。
人知をはるかに超えたパワーで、大地が、海が、一挙に襲い掛かってきたのだから、致し方ない側面もある。
被災した方々の身の上に思いをはせれば、大概のことは我慢しよう。

だから100歩譲る。

だが、その後のこの始末はなんだ。
さっきからカスタマーセンターに幾度も電話をいれているが、一向につながらず、いったい俺んちはいつ停電するんだろう。
つながらないくらいだから、みんなが情報を得ようとしてるわけだ。
情報の出し方に問題があるのは明らかだ。
だいたい、あのクソの役にも立たないグループ分けの一覧のPDFだって、ミラーくらい立てて配布したらどうなんだろう。
自分とこのサーバーだけで間に合う程度の規模なのか、全く自覚が足りないと言わざるを得ない。
もっとも、結局落として見てみても何も分からなかったけど。
顧客の都合なんて一切考えない会社だということだけは十分に確認できた。
ほんと、頭から湯気が出るかと思うくらいむかつくぜ、東電。

そう思ってよくよく見たら、こうある。

あらあら、なあんだ、東電さんの好きな時に好きなように落とせる宣言しちゃってるのね。

心配して損したぜ。

追記

3月14日 12時38分
いまだに停電は無い。
停電も無いが、自宅がどのグループに入るのかもいまだに分からない。
我が家の住所は発表された資料の複数のグループに掲載されていて、このままじゃ一日中いつ停電しても文句を言えない状態。
あるいは停電してみて初めてグループが判明するというはめに。
コールセンターへは1度もつながっていない。

3月14日 12時50分
コールセンターへはつながったが、出たのは何も分からない姉ちゃんだけ。
結局、どのグループに入るのかを担当から折り返し連絡させるとのことだったが、
「多くの方からお問い合わせいただいてるので、いつごろ連絡できるかはお約束できかねる。」
とのことだった。「多くの方からお問い合わせいただいてる」のは東電が必要な情報を出さないからだとは伝えたが、姉ちゃんに言っても仕方なかったな。

つまり、この記事のタイトル通り、「停電させるぞ」「停電させるぞ」「さあいつからかな」と社会をアオルだけの、予告テロである状況に変化は無い。

3月15日 午前
市のWebページにグループ分けの地図へのリンクが掲載された。東電の支社の提供だそうな。
これを最初に出せよ。
これなら、境界線上のあいまいな所の住人は直接問い合わせるにしても、ほぼ9割方の住民は自分の住んでいるところがどのグループなのかわかるし、同じ町名でも内部が赤線で区切られていて違うグループに分割されていることも良く分かる。
この程度の地図を作るのに幾日もかかったのか、持っているけど出し惜しみしてたのか、いずれにしても東電に危機管理能力は無い。
というよりも、お役所仕事の典型が何でもかんでもEXCELの一覧表っていうイメージはある。
地図やグラフでビジュアルに伝えるという能力や発想は連中にはなかなかわかないらしい。
そんな集団に東海沖地震の警戒地域のインフラを任せてきた行政、市民にももちろん責任はあるわけだが。

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Posted under: 公的機関


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