NEUTRINO V1.7.0
Windows10 Pro 64BIT
NEUTRINOは無料の歌声生成AIだ。
NEUTRINOのサイトへ行って、DOWNLOADからGoogle Driveへ行ってNEUTRINO-windows-v2.7.0.zipをダウンロードする。

現時点ではV2.7.0だった。
NEUTRINO-windows-v2.7.0.zipを解凍して、NEUTRINOフォルダ内のRun.batをダブル・クリックして実行する。
うちの環境で40秒くらいかかってNEUTRINO¥outputフォルダの中に生成された音声ファイルが出力される。
私には人が歌っているとしか思えないレベルのクオリティーだ、しかも完全に無料。
NEUTRINO¥score¥musicxmlというフォルダの中にあるsample1.musicxmlが元となるデータ・ファイルだ。
実行したRun.batで以下のように指定されている。

ファイル名が「sample1」で拡張子が「musicxml」ということ。
このファイルをもとに音声合成をしてくれる。
MuseScore Studioという無料ソフトでMIDIファイルからMusicXMLを出力してくれる。
https://musescore.org/ja/downloadへ行ったらPortable版があったのでこちらをもらってきて解凍してMuseScorePortable.exeを実行する。
鼻歌から作ったMIDIファイル(「BASIC PITCHとWaveform Freeを使って鼻歌をMIDI音源で鳴らす。」)を「ファイル」>「開く」から開いてみると以下のようにすんなり楽譜が表示された。

歌詞は音符をクリックしてから「追加」>「テキスト」>「歌詞」で入力できる。


これを「ファイル」>「エクスポート」でmusicxmlファイルに出力する。

これをNEUTRINO¥score¥musicxmlというフォルダの中にtest.musicxmlという名前でコピーする。
Run.batのコピーを作ってSample1をtestに書き換えて保存、実行する。
出来たのが以下の音声ファイルだ。
ちょっとキーが低すぎるんだなと初めて気づいた。
よく見たら楽譜にヘ音記号が使われている。
1オクターブ上げて同じ手順で作り直した。
Synthesizer VにもOpenUTAUにもあるわざとらしい抑揚がなくて自然な歌い方だ。
「わざとらしい抑揚」が設定で弱められるのかどうか、どれにどの程度の手間がかかるのかわからないが、無調整でいきなりごく自然な歌唱が得られる点では完全にNEUTRINOに分がある。
世間の流行としてはいわゆる「ボカロ」っぽくないとダメみたいな感じなのかもしれないが、私はシンプルな素直な歌唱が好みだから。