手持ちの2.5inch HDDに関するいろいろ

PQI Portable HDD H568V のデータをレスキューする。」の続き。

まず、PQI Portable HDD H568Vの後継をどうするか。
2.5inchのHDDを買ってPQI Portable HDD H568Vの中身と載せ換えるか、新しくUSB-HDDを買うか。
東芝のMQ04ABF100で4929円、バッファフォーのMiniStation HD-PCG1.0U3-BBAが6280円。
中身を載せ換えて正常に動けば儲けもの、というせこい根性の人間としては、微妙に悩む価格差だ。
結局、バッファローのHD-PCG1.0U3-BBAを注文した。

ファイルはFastCopyで全て移動完了、エラーも出ず問題なくレスキューできた。
フォーマット後の代替処理済のセクタ数が生の値で8となっている。

元のケースに戻してUSB接続すると最初に書いたコンコンコンコンの状況に変わりはなく認識もしない。
ケースのUSB基板がダメということのようだ。

ここまできて、そういえば以前2.5inch用のHDDケースを買ったよなと思いだした。
探してみたら素性のわからない2.5inch用のケースが出てきて、中にMQ01ABD100(末尾にMなし)が入っていた。
このUSB接続のHDDケースをPCにつないでも何も認識されなかった。
中身のMQ01ABD100自体をSATA接続するとCrystalDiskInfoでも問題なしだった。
ちなみにPQI Portable HDD H568Vの中身はMQ01ABD100M(末尾にMあり)だった。
この「末尾にMあり」を「末尾にMなし」と交換してPQI Portable HDD H568Vに入れてUSBにつないでみた。
起動時に若干嫌な感じの音がしただけで認識したが、入っていた動画ファイルを再生してみようとしたら動画再生が途中でフリーズした。
取り出してSATAに直接つないだらちゃんと再生できたので、やはりPQI Portable HDD H568Vの基板がダメという結論で間違いなさそうだ。
新しい2.5inchのポータブル・ハードディスクはすでに注文してじきに届くが、内蔵用の2.5inchが2台浮いた状態になってしまった。
CrystalDiskInfoで「正常」なものと「注意」のものが1台ずつだ。
現時点でこれらの使い道が見つからないが、2.5inch用のUSBケース(玄人志向 GW2.5-KRU3)を1台注文しておいた。




PQI Portable HDD H568V のデータをレスキューする。

PQI Portable HDD H568Vが認識しなくなった。

コンコンコンコンという周期的な異音を発している。
HDDを長く使っている人ならおなじみのあの音だ。
中のHDDそのものが壊れたのか、USB基板が壊れたのか。
基板が原因ならデータはレスキュー可能だ。
分解して中身を直接PCに接続してみることにする。

どうせもう元のようには使わないので躊躇なく殻割りする。


内蔵のSATA接続のHDDとしてPCにつなぐ。

ちゃんと認識した。

CrystalDiskInfoでは「注意」と表示される。

FastCopyで普通にファイルを移動させる。

エラー無くデータが復旧できるといいのだが。
終了したらまた書く。

手持ちの2.5inch HDDに関するいろいろ」へ続く。




玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3

玄人志向 HDDスタンド USB3.0接続 KURO-DACHI/CLONE/U3を買った。
バックアップ用のハードディスクをマウントするのに使うつもりだ。

2台のSATAのハードディスクをマウントできる。
エクスプローラーからドライブを右クリックしても「取り出し」は表示されない。
片方ずつ取り外すことはできないようだ。

しばらく使ってHDDを触ってみたが、かなりの発熱で若干気になる。
ハードディスクの基板がすっぽりマウンタの中に入ってしまうので、この分だと内部の基板部分の発熱はもっと条件が悪いと思う。
排気口も無いしファンが付いてるような気配も無い。

※転送速度について追記(2019/08/25)
 内蔵SATA接続HDD –> KURO-DACHI/CLONE/U3上HDD の丸ごとデータ移動。
 FastCopyを使った。

 95 MiB/s は理論値の2割だ。
 最初、USB端子を間違えててUSB 2.0で使ってた。
 その比較では、やはり3.0は圧倒的に速い。
 お間違え無きようおつなぎください。
 PC不要の丸ごとコピーに対応しているようだ。
 今回、一方はPC内蔵なのでその機能は使えない。
※上の絵に「USB3.0 Deviceの取り出し」とある。
 USB 2.0でつないでてもそう表示される。
 馬鹿OSだから仕方ない。




CrystalDiskInfoで回復不可能セクタ数が黄色表示になったのでWDのData Lifeguard Diagnosticsを実行してみた。

回復不可能セクタ数はCrystalDiskInfoで表示されるS.M.A.R.T.情報の1つだ。
一般に、現在値がしきい値を下回ると危険な状態であるらしい。
 現在値:数値が小さいほど状態が悪い。
 最悪値:今までで最も悪い値
 しきい値:メーカーが定めている危険ライン。
 生の値:SMART情報のデータ。16進数。
他は全部青で回復不可能セクタ数だけ黄色だ。

しきい値を下回ると危険って、しきい値はゼロなので現在値が上回ってはいない。
ちなみに、これはCHKDSK /Bを実行後にフォーマットもし、1度電源を落としてから再起動した後の表示だ。
まあ、そもそもSMARTを理解してないから、値について四の五の言っても始まらないわけだが…。

WDの提供するツール(Data Lifeguard Diagnostics)でチェックしている人がいたので、マネしてみることにした。
まずその前にCrystarlDiskInfo上で対象とするHDDのシリアルナンバーを確認しておき、別のHDDと間違えないようにする。

あとは以下の通り。
ここ(https://support.wdc.com/downloads.aspx?lang=jp)からもらってきてインストール、実行する。



ドライブの一覧が表示されるので、Serial Numberを確認して選択し、上のドライブの絵のアイコンをクリックする。

とりあえず、QUICK TESTをやってみる。

データの消失を防ぐために対象ドライブ上のファイルで開いてるのがあったら閉じてね。

実行中。

2分ちょいで終了する。

PASSしたので、VIEW TEST RESULTをクリックして結果を見てみる。

問題がありそうなことは何も書いてない。

EXTENDED TESTを実行する。


5時間半くらいかかる予定のようだ。

その間、エクスプローラー上での対象ドライブはこんな表示。

続きは5時間半後に。

7時間40分後に終了。

また、ただPASSとだけ表示されているので、VIEW TEST RESULTを選んでStartをクリックし、結果を見てみる。

問題がありそうなことは一切書いてない。

問題無しということでいいのだろうか。
CrystalDiskInfoの表示は何だったんだろう。
SMARTに関してもData Lifeguard Diagnostics上では問題無しの表示だ。

さて、製造元のツールを信じるかCrystalDiskInfoを信じるか、あなたならどうする?

追記(2018/12/29 01:03)
いまCrystalDiskInfoを見たら、こちらもエラーが無くなって「正常」になっていた。

これでやっとData Lifeguard Diagnosticsの情報との食い違いが解消されたわけだが、SMARTの情報が反映するのに時間がかかるってことなんだろうか。




3.5inch HDD用の電源コネクタを増やす。

ATXの電源から出ているHDD用の電源端子がこれだ。

差し込む部分の形状を見た方が特徴的でわかりやすい。

HDDを増設したらコネクタが不足した。
分岐してケーブルごと増やすと配線がごちゃごちゃするので、既存のケーブルにこんなものを取り付けた。

実は一番上の写真に写っている電源から出ているコネクタもこれと同様のものがついている。

上の写真のようになっていて、ケーブルを押し込めば勝手に被覆に食い込んで導線部と接触するようになっている。
ただ、これは私が自分で見て、見た目からそう判断しただけで、正式な資料で確認したわけではない。

未確認だがその線で作業を進める。
しかも、工具も適当なもので…。
万力に挟んで固定しておいて、配線をマイナスのドライバーで押し込んだ。

全部押し込んだら付属のキャップをはめて出来上がりだ。

同様にいくつか取り付けて、実際にハードディスクを接続しているが、今のところ問題なく稼働している。
eBayで20セットで送料込み500円ちょっと
1セット30円程度なので安いし、何より上にも書いた通りケーブルがごちゃごちゃしなくて済むので助かる。




BUFFALO HD-CN1.5TU2がお亡くなりになったようなので分解

そろそろ空き容量が少なくなってきたのでとUSB接続のこれ

を注文して数日後にBUFFALO HD-CN1.5TU2がPCで認識されなくなった。

HD-CN1.5TU2がなぜ自分の引退の時が来たと誤認したのかは分からないが、タイミングがすごすぎる気はする。

電源投入>キュイーンというモーターの立ち上がり音>カリカリカリ…
前面の赤いアクセス・ランプは点灯したままになり、その状態がずっと続く。
PC上ではドライブは表示されるが中身は表示されずに、フォーマットを促す窓が出るのでキャンセルする。

通常の置き方以外の他の5面を下にした状態で再接続を試みるがダメなので、分解して中のHDDをSATAでPCに直結してみることにする。

以下分解手順
底面のネジを外して前面ベゼルを取り外す。
上部はくっついたまま下部を少し離してベゼルがこの角度になるように保持しつつベゼルの面に垂直な方向へ引っ張る。
20150518130040
上部にのみツメがあるのでこれに気を使うとこの外し方になる。
20150518125859
20150518125902
側面はスライドさせるだけで外れる。
20150518130116
表示ランプの光を導く透明なパーツがHDDを取り外すのに邪魔なので取り付けてある面に平行に手前へスライドさせて外す(下の写真はすでにHDDを取り出した後、撮影用にパーツを戻してから撮ったもの)。
20150518130144
HDDを留めているネジを2個外せば、HDDは下の写真のコネクタにただ刺さっているだけなので、前方へスライドさせれば取り出せる。
20150518130150

取り出したHDDをPCにSATAで直接つないだら、認識もしてファイルも読み込める様子。
現在、全ファイルを別のHDDへコピー中。

(追記2015/05/19)
無事、全ファイルのコピー完了。
フォーマット後の Crystal Disk Info の表示では正常。
つまり、HDD単体には今のところ問題は無いということ。
BUFFALO HD-CN1.5TU2 のケース・電源部分の故障という線が濃厚だが未確認。




WDのRMA(返品許可証)サービスを受けてみる (7)届いた

WDのRMA(返品許可証)サービスで修理を依頼したHDDが今日届いた。
ちなみに発送はFedexで日本国内担当は西濃運輸だ。
20日に発送で30日に到着が早いか遅いかよく分からないが、荷物はこんな感じに完璧な梱包状態だ。
発送時の注意書きに梱包方法がくどくど書かれていて、ちゃんとしないと受け付けないよ的な書き方だったので、どうせ修理するのに面倒だなあとは思ったが、これなら納得だ。
逆に、国内の正規代理店をうたっているくせにいい加減な業者の梱包に慣れてしまっていたんだとわかる。
ダンボール箱を振ると中でカタカタ音がする状態で平気で送ってくる業者とかあるからねえ。

20140630153856

20140630153940

20140630153954

20140630154014

あと、20日に発送後、いつまで経ってもトラッキングできないのでメールで問い合わせたら、違うトラッキング番号を連絡してきて、ステータス上も24日発送に変わってたり、ちょっとよく分からないことがあった。
ま、無事届いたからいいけど。
これが中身。
20140630154100
で、よく確認してなかったので驚いたんだが、2.5TBを送ったら新品の3.0TBに交換されたということで、ちょっと得した気分だ。
もう一台2.5TBのがあるんだけど、送っちゃおうかな。
さすがに故障してない問題なく動いてるのは無理か。

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WDのRMA(返品許可証)サービスを受けてみる (6)発送されたようだ

19日に受け付けられて、20日にはもう発送されていたようだ。

は、速いっ。

wdrma20140622-01

送ったもののモデル番号はWD25EZRX-00MMMB0で発送されたものはWD25EZRX-D8PB0となっているので、修理でなく交換なんだろうか。
丸ごとかな、それとも基板だけかな。
いずれにしても、仕事がめっぽう速い。

ちなみに、メールでの連絡はどの段階でも1テンポ遅れるので、現時点で発送通知は届いていない。
20日付けで届いていたのは登録完了の通知。
wdrma20140622-02

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WDのRMA(返品許可証)サービスを受けてみる (5)現地に届いたようだ

郵便のステイタスが「お届け済み」になった。
wdrma201406
国内での処理は「引受」から「国際交換局から発送」までが3日
その後マレーシアの「国際交換局に到着」するまで、つまり日本-マレーシア間が7日
その日のうちに「国際交換局から発送」されて
その後最終的に「お届け済み」になるまで、マレーシア国内の輸送に5日
全行程15日間という結果になった。

大体予想されていたのと同じ時間だ。
それより、全然関係無いことだが、「クアラルンプール」って「クアラ・ルンプル」なんだな。

追記(2014/06/19)
受付が完了したようだ。
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WDのRMA(返品許可証)サービスを受けてみる (4)おまけ

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一連の記事を書きながら自分のRMAを確認していたら、転送先の自分の名前が漢字表記になっていて、表示よっては文字化けしていることに気づいた。
ドジ踏んだなあと思いつつも、一応サポートに連絡してみたら、まあこれが、簡潔、迅速、丁寧、気が利くの完璧なサポートだった。

06/02 18:24 メール送信

RMAを一旦キャンセルする。
名前の読みを連絡して欲しい。
その後再度RMAを申請する。
という旨の返信 06/02 12:14

名前の読みを連絡する。
すでに発送済みであることを伝える。
06/02 13:52

再確認したところ表示に問題は無かった。
安全を期して現地部署に確認の連絡を取っておく。
という旨の返信 06/03 15:19

何だかんだで1週間くらいはバタバタするかなくらいに思っていたが、サクっと完了した。
非常に小気味よく気分のいい対応だった。

そもそも、今回のRMAはWDのHDDの一台がいわゆる低速病らしい症状を発症したので交換ということで、次からはやっぱHGSTのにしようかなあと思っていた。
このサポートのスマートさに感心して、落ち着いてよく考えてみたら、現在運用中の20基ほどと過去にリプレースしたものをすべて含めてもWDのHDDでの不具合はこれ1基のみ。
過去に動かなくなったHDDは多々あれど、一番多いのはSeagateで、次がHGSTだったことも確認した。
やっぱ、次もWDにしようかな。

こうしてみるとカスタマー・サポートってのは重要な仕事なんだとつくづく思う。

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