BS・CS環境を整えるといっても、既存のBS-FA26というアンテナから分配して部屋までケーブルを引く作業だ。
BS-FA26は八木アンテナの屋内用BS・CS共用平面アンテナだ。これを、屋外に出してある。
もともとアナログの時代のものでデジタルの電波を受信できるかどうかは分からなかったが、やってみたらそのまま受信できてしまったので、んじゃあおいらの部屋にも引いてみるかということになった。
分配すれば当然出力は減衰するだろうから、もしかしたら映らなくなくなってしまうかもしれないが、普通のアンテナが5~6000円も出せば買えるので、だめならそちらを購入すればいいわけで、引いたケーブル自体は活かせるので無駄にはならない。
逆に、これでうまくいけば、このアンテナ、非常にコンパクトで省スペース性抜群なので助かる。
必要なものは以下
同軸ケーブル(下のサイトでは1m単位の切り売りで、5m以内ならメール便で発送してくれるので、送料もお得だ。)
★切売り【マスプロ】2重シールド5C同軸ケーブル S5CFB(C)H |
ケーブルの接続に使うコネクター
★メール便OK★5C用F型コネクター FP5 10個 |
そして、肝心の分配器( 追記 安くて品質が心配だったが、現在(2013/10/22)までのところ問題なく使用中。 )
★メール便OK★2600MHz対応全端子電流通過型2分配器 AP4202FS |
気をつけなければならないのはこの分配器で、下のように端子電流が1方しか流せないものは避けた方が良いだろう。
私も、調べて初めて知ったことだが、BSアンテナには電源を供給してやる必要があり、1端子電流通過型だと電流を通過可能な方につながっているチューナーの電源を落としてしまったとき、当然、もう一方のチューナーからは給電できないので、結果、アンテナが作動せず電波を受信できないことになるらしい。つまり、どちらのチューナーからでも給電できるように上の全端子電流通過型を使う方が良いらしいのだ。
★メール便OK★2600MHz対応1端子電流通過型2分配器 1P4202FS |
詳しくはマスプロさんのWebをご覧いただくか、Webページのコピーをどうぞ。
八木アンテナのWebページには
Q4. 分配器などに表示されていた、電流通過端子とは何ですか ?
電流通過端子とは、分配器を介して接続している機器同士を働かせる電流を通過させるために使用します。同軸ケーブルに比較的低い電圧で電気の供給するためにこの端子を使用します。電源分離型ブースターやBSアンテナ等に使用される場合があります。
種類より、電源通過端子のない分配器、1端子電流通過端子分配器、全端子電流通過型分配器があります。一般のご家庭でBSアンテナをご利用の場合には全端子電流通過型分配をご使用ください。
一般的にマンション等の共同受信施設などでは電流通過端子の機能は必要ありません。
と説明してある。
結局、南側のテラスに配置したBS-FA26から分配器を使って分配したケーブルを、ちょうど20m引きまわして北側の部屋のPCまで配線したわけだが、もともとのデジタル・テレビもPCに取り付けたチューナーも全く問題なく番組を受信することができる。
優秀なヤツだなBS-FA26。