Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

14050円の校正用分銅もどき

またAliexpressで買い物をした。
今回ははかりだ。
こんなやつ、送料込み$6.45。
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0.01g単位で0.05から200.00gまで量れる。
問題は測定値が正確なのかどうかだが、そもそも重さのわかっているものが硬貨くらいしかないので、試しに上の写真のように1円硬貨(1g)やら10円硬貨(4.5g)やら100円硬貨(4.8g)やらを乗っけてみた。
結果として、それぞれ10枚ほど測定した平均が、1円、10円、100円の順に、1.05g、4.62g、4.90gとなり、仮に硬貨の重さが正確だとすると、順に
、+5%、+3%、+2%の誤差ということになる。
まあ、値段からしたら優秀かも。
全体に重めに出るので、キャリブレーションすればもっといいとは思うが、それには200gの校正用の分銅が必要で、
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これもどうせ中国製なら意味ねえじゃんと思われるような安物から、ちゃんとしたものまで、送料込みで千円台~3万円台までいろいろだ。
この472円のなんかは「重量:200g(約)」って書いてある。
「(約)」ってどういう意味だ?
いずれにしても、もとが$6.45なのに、いくら安いとは言っても1000円かけるのは何だか本末転倒だなあと思うし、もちろん3万円も出す気なんてさらさら無い。

そこで、タイトルの通り「14050円の校正用分銅もどき」を用意した。
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実は500円硬貨は7g、50円硬貨は4gだそうで、
7 x 28 + 4 = 200
となる。
しかも、硬貨の質量の精度は結構高いらしい
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たとえば500円硬貨の7kgに対して13gは0.2%の誤差だから、流通しているものでは多少精度が下がるにしても、ふだん使うには十分な値だ。
しかも、正真正銘の純国産品、ここ重要(?)。
で、キャリブレーションの後に500円硬貨を測定してみると、
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6.99gとなり、50円硬貨なら、
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3.99gとなる。
一番上に書いたキャリブレーション前の測定に使ったのと同じ100円硬貨をもう一度測定しなおすと、10枚の平均が4.78gとなって、誤差は0.4%となかなか優秀だ。
「14050円の校正用分銅」は面白いからそう書いただけで、当然費用は0円だ。
暇なときに銀行へ行って両替してくれば、そこそこの状態の500円硬貨を28枚入手するのはわけないことだし、49枚以下なら両替の手数料も無料だ。
キャリブレーションが済んだら、日本中どこのお店でも14050円相当の商品と喜んで交換してくれる。

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