Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

Inkscape オリジナルのパターンを追加する

Inkscapeの自作のパターンは、それを作成したファイル内でしか使えない。
別のファイルを開くと、その中ではさっき作ったパターンは使えない。
いろいろ検索した結果、初期設定のパターンはpatterns.svgに保存されているようなので、ここに自分で作ったパターンを追加すればいいようだ。

patterns.svgは、私の環境では
inkscape-0.48.5¥share¥inkscape¥patterns
にあった。

本格的にInkscapeを使い始めて数日なので、ベストの方法である保証はない。
あっちこっち見てまわって、何となくうまくいった方法を、覚書として残しておく。

1.Inkscapeを起動してパターンにするオブジェクトを作成する。
今回はこんなのを作った。
適当な位置に作成するとあとでパターンとして読み込む際の位置あわせがうまくいかなかったので、原点である左下、あるいは左上あたりに作図するのがいいようだ。
patterntopatternssvg-01
2.作成したオブジェクトをパターンに変換する。
patterntopatternssvg-02
3.ファイルとして保存する。
4.保存したファイルをテキスト・エディタで開き、<pattern から</pattern>をコピーして、
patterntopatternssvg-04
5.patterns.svgの<patternの上に挿入する。
つまり、<pattern から</pattern>までが1つのパターンをあらわす。
patterntopatternssvg-05
6.貼り付けたコードの以下の部分を編集・追加する。
<pattern
patternUnits=”userSpaceOnUse”
の間に
inkscape:collect=”always”
を追加して
<pattern
inkscape:collect=”always”
patternUnits=”userSpaceOnUse”
とする。

patternTransform=”translate(0,###.###)”

patternTransform=”translate(0,0) scale(1,1)”
と書き換え、
id=”pattern####”>
のあとに
inkscape:stockid=”pattern####”>
を加えて
id=”pattern####”
inkscape:stockid=”pattern####”>
とする。

id=”g####”
id=”rect####”
などをすべて消去する。

「pattern####」については任意で分かりやすいものに変更していい。
7.patterns.svgを保存する。

以上で、自作のパターンが初期のパターンに追加され、どのファイルからも使えるようになる。

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