結局、手軽な安い方法に落ち着くのだが、その過程でいろいろ眺めたものを羅列してみる。
一番最初に抱いた幻想は、こんなのであけりゃいいジャンというもの、2つで108円。
これ、もともとあいてるユニバーサル基板の穴を広げたりするのに使ってた。
そのイメージで楽勝だと思っていたけど、1から穴をあけるのとでは雲泥の差がある。
ガラエポ基板にとても手で1からあけられるようなもんじゃないことは、やってみてすぐにわかったので、却下。
もちろん、穴を広げたりには重宝です。
次に抱いた幻想は、こんなの。
100均リューターを改造して、100均のリューター用ビットをつけて穴をあけるという戦法。
これは、数個あけるだけなら結構いけた。
いけたけど、ビットがなまってくると急に全然あかなくなる。
ので、5個以上だったらこの方法は使えないし、ビットを頻繁に新調しなければならない。
パワー不足に業を煮やして次に考えたのが、これに上のビットを取り付けりゃ最強ジャンという方法。
もともとうちにあったものだから、新たな出費はゼロ。
これは、確かにサクサクあく。
が、とにかく重い。
ビットがなまってて、時間が長めに必要になってくると重くて重くて仕方が無い。
恐るべしガラス繊維とエポキシの連合軍。
そこで、次の手は、もっと良く切れるビットにすれば時間が短くなっていいじゃん。
そもそも、定番ともいえるこれを使わなかったのは、100均のリュータと径が合わなかったからで、チャックのついたドリルになら取り付けられるからベストだと思った次第。
が、5つあける間に3本のビットが折れるという予想外の問題が発生。
超硬刃なので折れやすいのか、0.6mmなので折れやすいのか、いずれにしても手で支えて使うような無粋な代物ではないことは分かった。
その間に、例えばAmazonで「ボール盤」で検索してみる。
一番人気はこれ。
お高いですね。
「ドリルスタンド」で検索してみる。
手持ちのドリルには合うのが無かったり、新たにリューターを買わなきゃだめだったりで、なかなかお財布にやさしいものは見つからないものだ。
して、最終的に落ち着いたのは、安くて軽くて100均ビットも超硬刃のビットも使えて…。
3000円ちょいで揃うこの組み合わせが、現在使用しているメンツ。
BLACK&DECKER ホームドライバー CSD300TP
E-Value カラーキーレスチャック EDCK-01NR
条件は「安い」と「コードレス」の2点。
自分的には満足で、もう100個くらいはこの組み合わせでガラスエポキシのプリント基板に穴をあけた実績がある。
ただ、他人にはお勧めできない欠点が2つあるのも事実。
1.穴があいてビットを抜こうとするとチャックとドリルの接合部が抜けてビットとチャックだけ基板に残る。
2.1.と無関係ではないが、チャックとドリルの接合がグラグラでドリルの中心がぶれぶれになる。
対策は、チャックとドリルの接合部分にセロテープをぐるぐる巻く。
そうは言っても、上の写真のとおり、そこそこ問題無い程度の穴はあけられているので、きっとこのまま使い続けると思う。