LTC4054ES5-4.2 はリチウムイオン充電池の充電用ICだ。
eBayで2個397円。
これを秋月のSOT-23変換基板に取り付けてブレッドボードでテスト中。
LIR2032にLEDをつないで光らせて放電し、そこそこ暗くなってきたら上のように充電してみたところ、問題なく充電できているようだ。
回路はLTC4054ES5-4.2のデータシートに載っていたものとほぼ同じだ。
Webで見つけたデータシートによればLIR2032の最大充電電流は35mAのようなので、計算上はPROG端子につなぐ抵抗の値が28kΩとなる。
同じ値の抵抗が無かったので100kΩ×3の並列で33kΩとした。
充電電流は30mA程度のはずだ。
充電が完了すると点灯していたLEDがぐっと暗くなって知らせてくれる。
追記
ここに出てくるLIR2032は100均で買った太陽電池内蔵のLEDライトから取ったものだ。
太陽電池のセルの値段とかがよく分からないのではっきりしないが、どう高く見積もっても108円以下であることは間違いない。
一方でCR2032を秋月で買うと1個40円で、こちらは210mAhなので、LIR2032を35mAhとするとCR2032は放電容量換算で6倍働くことになる。
ここで仮にLIR2032が80円としてこれも考慮すると、CR2032は計算上LIR2032の12倍働く(放電容量6倍で価格半分)ことになる。
逆に言えば、このLIR2032を12回以上繰り返し充電して使えれば元が取れるということだ。
充電器のコストを考えるなら、これが300円程度の制作費だから、CR2032の7.5個分で、こちらは90回充電できれば元が取れる。
LIR2032は複数使うから、充電器の分のコストはその数の分小さくなる。
データシートによれば、LIR2032の繰り返し充電回数は数百回のオーダーだ。
この太陽電池つきLEDライト、見かけたら部品取り用に買い占めておくことにした。
購入時の注意点は、必ず点灯させてみること。
光の当たらない奥の方に陳列されていたものは、過放電で電池が死んでいる場合がある。
プリント基板を作成した(「LTC4054ES5-4.2でLIR2032の充電器」)。
Tweet