Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

エッチング液の廃液処理 覚え書き

エッチングにはサンハヤト エッチング液 1000cc (H-1000A)を使っている。
1Lに処理剤が5セットついてくるので、200mLごとに処理をすればいい計算になる。
使用済みのエッチング液がやっと200mLたまったので廃液処理をやってみた。
一度処理一度に10~15mLしか使わないので、これでもすでに15~20回はエッチングしたことになる。
基本的にサンハヤト エッチング液 1000cc (H-1000A)に付属の処理用の薬品を使い、説明書の通りに行う。
大まかに以下の通り。

A.使用済みのエッチング液をジッパー付きビニール袋に入れる。
B.処理剤A(鉄粉)を入れる。
C.ジッパーを閉じ、袋をゆすって混ぜる。
D.袋ごとバケツに汲んだ水に入れて、5分ほど冷やす。ジッパーは少し開けておく。
E.処理剤B(消石灰)を少しずつ入れる。
F.ジッパーを閉じ、袋をもんで良く混ぜる。
G.袋ごとバケツに汲んだ水に入れて30分ほど冷やす。ジッパーは少し開けておく。
H.セメントを150g程度入れる。
I.良くもんで半日ほど放置、冷却する。
J.不燃物ゴミとして捨てる。

経過写真は無い。
Sunhayatoのエッチング液に付属していない、自分で用意したものの写真を以下に載せる。
20150430154748
(1)フリーザーバッグが沈まないようにバケツに止めるクリップ(2個で108円)
(2)使用済みのエッチング液を保存してあった200mLのペットボトル(2個で108円)
(3)時間計測用タイマ
(4)バケツ(108円)
(5)フリーザーバッグ(25枚で108円)
(6)セメント(500gで108円)
タイマに使ったスマホ以外はすべてダイソーでそろえた。
消耗品はフリーザーバッグ(1枚約5円)、セメント(150gでよかったところ半分ぶち込んだので54円)の2点。

付属のポリ袋は1枚しかないので、使いまわすのを嫌ってダイソーのフリーザーバッグに入れて処理することにした。
若干薄手なので途中で破れないか心配だったが、結果的には問題なかった。
付属の袋と違って自立しないので(1)のクリップは必須。
説明書にある軍手とめがねは用意しなかったが、途中で素手に感じた限りでは、長く持ち続けることは困難な程度には高温になるように思えたので、手早くやる自信が無ければ軍手を用意した方がいいかもしれない。

処理後、一晩放置して、ちょっと湿ったぽろぽろの粘土みたいなものが出来上がった。
フリーザーバッグごと燃えないゴミへ。
付属の袋を使いまわすとなると、ここで袋から別の物に移す手間が煩雑だと思う。

以上で、人並みに、プリント基板自作の全工程を1通り経験済みということになった。

追記(2016/04/14)
写真を撮ったので載せておく。
手順は上と全く同じだ。
廃液にA剤を投入して振った後、水で冷やしているところ。
20160414013722
5分ほどたってからB剤を投入して、よくもんでから、やはり水で冷やしているところ。
20160414013903
その後、30分ほどたってからセメントを入れてよくもんで、放置して翌日の様子。
20160414140639
硬さは練る前のあぶら粘土くらい。
このまま不燃ゴミとして捨てて廃液処理完了だ。
注意点をあえて書くと以下の2点。
A剤投入後はそこそこ発熱する。
B剤の消石灰は粉が舞うので吸い込まないように注意。

追記(2017/06/27)
3度目の処理をした。
手順、使う道具は一切上と変わらない。
写真は無い。
最近3Dプリンターで遊び始めたのでエッチングの頻度が減ったかな。
それでも月一ペースではエッチングしている計算だ。

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