Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

NチャンネルMOSFETをスイッチにしてPICでLEDを駆動する

今まではPICの駆動電源でLEDも点灯させていた。
今回は、PICからの信号でNチャンネルMOSFETをスイッチさせてPICの駆動電圧より高い電圧でLEDを駆動するテストをしてみた。
pic_nfet_led_02
FETは秋月で買った IRFML8244TRPBFTR、NチャンネルのMOSFETというものだ。
IDが1A程度以上、VDSが15V程度以上、できればSOT-23パッケージで、という条件だと、秋月ではIRFML8244TRPBFTRIRLML6344TRPBFTRで、IRLML6344TRPBFTRの方がGate Threshold Voltageが低くて良さそうだったが、あいにく売り切れていた。
PICはPIC10F222をPICkit 3からの2.5V(実測値で2.69V)で動かしている。
MOSFETとPICはともに変換基板に取り付けてDIP化してある。
上の写真で、LEDは順電圧が1.7Vのものを3つ直列につなぎ、抵抗は1kΩのものをつけているので、PICを駆動しているのと同じ2.5Vでは点灯しない。
試してみると、3.3Vでも点灯しないし、5Vでは弱くしか点灯しない。
20150901165621
下の写真のように5つ直列だと5Vでもいっさい点灯しない。
PICの駆動電源とは別に9Vの電源を用意してMOSFETでならちゃんと点灯する。
これが今回MOSFETを持ち出したポイントなわけだ。
ちなみに、PICだけなら2Vでも動くが、MOSFETのGate Threshold Voltageが最大で2.35Vなので、無理をせず2.5Vとしている。
下の回路図では、ポピュラーな3.3Vとしておいた。
pic_nfet_led_01
そのままつなぐだけで十分スイッチとしての役割をしてくれるのは非常に使い道がある。
しばらく前のFETのイメージだと、値段が高い、定格の大きなものはTO系のパッケージしかない、ゲートしきい値電圧が高いので前段にトランジスタが必要という感じだった。
しかし、例えばここで使ったIRFML8244TRPBFTRならVDSが25V、IDが5.8Aで、1個13円だ。
しかもSOT-23というコンパクトさで、Gate Threshold Voltageが最大でも2.35Vなので、PICに直に接続できる。

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Posted under: LED, PIC10F222, 電子工作その他


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