この記事はBuild (2013-07-07-BZR 4022)-stableで書いたものです。
現時点(2015/09/14 15:15)での最新版は「4.0.0 RC1 = kicad-product-4.0.0_rc1-x86_64.exe」です。
この記事が全くあてにならないわけでもありませんが、そこそこ迷う程度にはUIが変更されていますので、この記事を参考にKiCadを始めるのはお勧めできません。
こちらにTutorialがあります(日本語版あり)ので最新版をインストールした上でお試しください。
一応「KiCad – 入門 –」にザックリとはまとめてあります。
最近時々目にするKiCadを試してみた。
本家のGettiong Started の日本語版を見ながらとりあえずやってみる。
使ったのはKiCadのBuild (2013-07-07-BZR 4022)-stableだ(※)。
PDFと若干アイコンが違ってたりして時々悩んだ。
また、結局、何だか良く分からないまスルーした部分もある。
説明は面倒なので、主にキャプった画像をメインに羅列する。
インストール手順は省略。
起動してNew Projectを立ち上げる。

「tutorial1」を作ろうとする。

同名のフォルダを新たに作ってくれるらしいので[Yes]をクリックする。

Eeschemaを起動する。
要するに回路図を描くプログラムのこと。





コンポーネントを配置する。

以下、既存のパーツをリストから選ぶ。
左クリック([LMB])でその位置に配置される。
ホイールはズームに割り当てられている。




回転や移動はコンポーネント上にマウスがあるときに[R]とか[M]とかをキー入力する。

右クリックは各種メニューが表示される。




背景が黒で見にくかったので変えてみた。


パーツの配置が完了した。

ここからは、自分でコンポーネントを作成する手順に入る。









作ったコンポーネントをライブラリに保存する。
若干煩雑で、何だかまだ手順が良くつかめてない。








作ったコンポーネントを回路図に読み込む。

「myLib.lib」に保存したんだが、これがなかなかリストに出てこなくて迷った。
もう一度やったらまた出来ないかも知れないと思う。



電源周りを用意する。




配線する。


ラベルをつける。



使ってない端子を明示的に使ってないよ指定する。
これをクリックした後、未使用のピンをクリックしていくだけ。
うっかりミスが防げるよい機能だと思う。

この図と次の図の2枚は、何だか説明がよく分からないまま通り過ぎた。


パーツ名がR?となっていたのをR1、R2のように番号を振ってくれる機能。




回路のチェックをする。


どうしてもこの2つのエラーが取れなかった。
意味も良く分からないし。
結局、上の方で何の意味があるのか分からずにスルーしたPWR_FLAGとかいうパーツを削除したら、エラーが出なくなった。

ネットリストを書き出す。


CvPcbを起動する。
フットプリントの設定を行うプログラムだ。


以下、各ピンのPCBパターンを決めていく作業を行う。




すべてのフットプリントが決まった。

例えばPIC12C508Aのパターンを見てみる。


保存して終了。

「KiCad を試す – PCB編 –」へ続く
※
Stableとあったので使ったが、あとで本家へ行ったら「It is not recommended for new designs」とあった。
確信は無いが、最新バージョンを使う方がいいと思う。
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