Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

MAS830L ヒューズと導通チェック・モード

秋月で買ったMAS830Lの内蔵の250mA/250Vの方のヒューズが切れた。
いつかなあ、思い当たるフシが多すぎて特定できない(笑)。
大きい方のレンジで試してから200mAのレンジで測定するという、中学校の理科で習った手順を守らないからこうなる。
ヒューズは早速注文したので、届いたら交換して、以後、自分の手順を反省しつつ使うという以外に無い。

ひとつ気付いたのは、ヒューズが切れてると、導通チェックのモードでブザーが鳴りっぱなしになること。
普通は短絡すると鳴るわけだが、何もしなくてもレンジを導通チェックに切り替えただけで鳴り続ける。
ヒューズのソケットを短絡しておけば通常通りの動作になる。
マニュアルを見たがそういう記述は無かった。
回路的にそうなるもんなのかも良く分からない。

ところで、導通をチェックするわけだから少なからず電圧をかけているんだろうけど、いったいどれくらいの電圧をかけてるのか、kaise KW-1166という大昔に買ったDMMで計ってみた。
20151014161637
3V程度という結構な電圧がかかってるけど、そういうものなのかな。
逆にして、KW-1166の導通チェック・モードをMAS830Lで計ってみたら、1.2Vだった。
20151014170043
これでもちょっと高いかなと思う。
KW-1166ではダイオードのチェックレンジと導通チェックのレンジが別なので、そちらも測ってみると、3Vだった。
20151014170056
つまり、導通チェックには1.2Vでいいけど、ダイオードのチェックには3V必要ってことなのかな。
で、MAS830Lの場合はどちらも共通のレンジで行うので、必然的に高い方の3Vが導通チェックでも使われるということになる。

いろいろ調べてみると、どうやら、トランジスタのベース・エミッタ間電圧(0.6V)より低くないとね、というのが通念のようだ。
何となく、納得できる。
回路を組んで、そのチェックに使うわけだから、基板上の部品に影響があるような電圧をかけてしまうのは好ましくないというわけだ。

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Posted under: 電子工作その他


2 comments

  • はじめまして。
    同型のテスターを使用しております。
    導通モードで圧電ブザーが鳴る不具合があり
    検索してこちらの記事を見つけました。
    確かにヒューズ切れでした。
    参考になる情報をありがとうございました。
    助かりました。

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