以下の内容はWindows環境では、
C:¥Users¥username¥AppData¥Local¥Arduino15¥packages¥esp8266¥hardware¥esp8266¥2.1.0¥doc¥ota_updates¥ota_updates.md
に書いてあることの焼き直しだ。
ただ、例によって究極の斜め読み。
GitHabではここ(https://github.com/esp8266/Arduino/blob/master/doc/ota_updates/readme.md)に行けば同じものを見ることが出来る。
検索で見つかるいくつかの日本語の記事もこの内容を噛み砕いたものに過ぎない。
もっとも、引用先がちゃんと明示されている記事は皆無だったが。
OTAって何かもちゃんと書いてある。
OTA (Over the Air) update is the process of loading the firmware to ESP module using Wi-Fi connection rather that a serial port.
シリアル接続でなくWi-Fi経由でスケッチを書き込める。
便利そうだ。
必要な環境は、
Arduino IDE 1.6.7
ESP8266 Arduino Core 2.0.0
Python 2.7
だと書いてある、個々の入手方法については書かない。
「ESP8266モジュール(ESP-WROOM-02)を試す その4 Arduino IDE」あたりを参照のこと。
ちなみに私の環境は、
Arduino IDE 1.6.7
ESP8266 Arduino Core 2.1.0
Python 3.5.1
となっている。
ろくに読まずにPythonをもらいに行って、何でも最新がいいと思って3.5.1をインストールしてしまった。
Python 3.5.0 ではダメだと書いてあるが、いまのところ 3.5.1 でも特に不具合はない。
同じ内容を書いても仕方ないのでやったことを大雑把に書く。
Arduino IDE から File > Examples > ArduinoOTA > BasicOTA を読み込む。
ssid = “*****”; と password = “*****”; を自分の環境に合わせて書き直す。
通常の方法でESP8266に書き込む。
シリアル・モニターに
Ready
IP address: 192.168.###.###
などと表示されればいい。
しばらく待つかIDEを再起動すると以下のようにCOM以外の接続先が表示されるようになる。
こちらを選択してシリアル接続のUSBを外す(外す必要は無いが、Wi-Fiのみで書き込めるか確かめたいので)。
スケッチを書き込んでみる。
問題なく書き込めて正常に実行された。
ちなみにうちのFT232RLモジュールでは256000baudでの書き込みが上限で、あるスケッチの書き込みに約15秒かかる。
同じ物が、Wi-Fiでの速度の詳細は分からないものの、約4秒で書き込めた。
ワイヤレスの上に速いわけだから非常に有用だ。
それにしてもArduino IDEは、ソースに変更もないのにいちいちそのつどコンパイルで待たされる仕様は変更できないのかなあ。
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