漠然と、最近は万能ハサミで切ってますよ、的なことは書いた。
実際にどんなのかまとめておくことにする。
本当ならパーツをハンダ付けする前にカットする方がいいのに、今回はちょっと順番を間違えている。
正しい手順は、
エッチング–>基板カット–>エッジの処理–>穴あけ–>防錆を兼ねたフラックスの塗布–>パーツのハンダ付け
となる。
とりあえず短辺は万能ハサミで一度に切れるので普通に切り落とす。
問題は長辺だ。
万能ハサミの刃の長さより長い辺は、手持ちのハサミではハサミ自身が邪魔になってカットできない。
そこで、ニブリングツールで切れ目を入れておく。
ニブリングツールはこんなもの。
昔、PCケースの廃熱に不安があって、ケース側面のCPUクーラー直近に穴をあけて、ケースファンをつけようかと思ったことがある。
そのときに買ったのだが、結局使わなかったという代物だ。
これで基板をカットするとこのようになる。
もちろんこのニブリングツールで全部カットしてもいいわけだが、一度のアクションで切れる長さが非常に短いので大変だ。
万能ハサミの刃の長さは約5cmで、基板は大抵10cm以内のサイズで収まるので、この方法ならどんな基板も万能ハサミでカットできる計算だ。
カット完了。
ちなみにカットして出た基板の端材はこんな感じだ。
ニブリングツールでカットするとこんな破片が出る。
基板は、ガラスコンポジットの1.6mm厚のものだ。
この方法、ニブリングツール的には何の憂いも無いが、万能ハサミ的にはこれが限界という厚さ。
この万能ハサミはもう10年選手だが、こちらを別のもっと強力なものに交換するという気はなく、基板の方を次に買うときにもっと薄いものにするつもりだ。
あと、ガラスコンポジットでなくガラスエポキシの方が切断面がきれいに出来るかもという気はする。