比較的簡単にフット・プリントが作れるので、調子こいてホイホイ作る。
ま、それはいいのだが、意外に肝心なことが抜けてたりするので覚書きしておく。
秋月で買った白色LEDのデータシートの図はこんな風になっている。。
Recommended Soldering Pad Patternはこうなっている。
以上を参考にして、KiCad上で自分で作ったフット・パターンがこれ。
それらしく出来ているように思うが、実は致命的なミスがある。
アノードとカソードが想定と逆だ。
ランドの大きい方がカソードのはずなのに、小さい方がGNDにつながっている。
実際に半田付けするときは、基板上のフット・パターンとLEDの裏の電極を見比べてアノードとカソードの位置が逆にならないようにしたいのだが、これでは逆に半田付けしてしまうことになる。
実は、昨日作った基板でこれが発覚した。
珍しくデータ・シートと回路図を見て、基板上のパターンに頼らずにチェックしたので難はまぬかれた。
さて、やっと原因と防止策の覚書き。
フット・パターンを作った時は、回路図上の記号でのピン番号も見て、両者の整合性をチェックすること。
上のように、アノードが1、カソードが2になっているので、これと同じにしなければいけない。
こういう、当たり前のことを、意識せずぼーっと適当にやってしまう。
最終的に作ったフット・パターンがこれ。
一番上の図で、小さい方のパターンがアノード。
回路図用の図で、アノードのピン番号は1番。
一番下のフット・プリントの図で、小さい方のパターンの番号が1番。
この手順をしっかりやっておけば、KiCad上の回路図で正しく配線すれば、半田付け時に確認するだけで、他に煩わしい作業からは解放されるはずだ。
パターンの形をデータ・シートのものに似せるとかいうどうでもいい無駄はやめて、ミスのないパターンを作るのがいい。
と自分に言い聞かせる。