通常はベタと言ってもGNDをベタにする場合が一番多くてこんな感じだ。
電気的な効能は良く分からないが、少なくともエッチング液の節約になる。
毎度お世話になっている某掲示板をのぞいていたら、ベタに関する話題が出ていた。
表題のように、任意の形のベタはどうやったら作れるのか、と思ったので覚書を兼ねてやってみた。
やりたいことはこんなことだ。
下のように2つのFilled Zoneが必要なことはすぐ分かるのだが、中に含まれるZoneを塗ってくれたりくれなかったり…。
今のところ分かっている、ちゃんと塗ってもらうための条件を書く。
Zoneの設定は基本的にZoneを作るときにするが、既存のZoneならZoneを右クリックしてZones > Edit Zone Properties から設定を行う。
1.正しいNet Nameになっていること。
接続したい配線のNet Nameと同じでなければいけない(下図(1))。
2.Priority levelが正しく設定されていること。
外側より内側のZoneのPriority levelの方が高い(数字が大きい)こと(上図(2))。
3.配線のコーナーがZoneに含まれていること。
下の図の左のように配線の角の部分がZoneの中にあれば塗る。
右のようにZoneと重なるのが線だけだと塗ってくれない。
この場合でも、線の途中でBreak Trackをして点を作れば塗ってくれる。
まだ他にもあるかもしれないが、今のところ上記の3つを満たせばちゃんと塗ってくれるようだ。
追記(2018/02/25)
よく考えたら、配線の途中に作るより、つないだ先のパッドを大きくするとか任意の形にするとかの用途の方が多い気がした。
この場合、下の図(4)のようにPadの中央がZoneに入ってないとダメだ。
これは、上の3.のケースから何となくダメだろうなと想像はつく。
なお、上の(3)のようにPadを完全に埋め込みたいか(5)のように橋渡しを付けたいかは、下に示したPad connectionで設定する。
追記(2018/02/26)
引き続きいじくってたら、どうもPad無しでも大丈夫なようだ。
何を勘違いしてたのか不明。
906 on 2018年2月23日 at 12:10 AM said:
記事にして下さり、誠に有難うございます。
教えて頂きました内容で確認致します。
宜しくお願い致します
sahara on 2018年2月23日 at 12:37 AM said:
コメントありがとうございます。
私自身も以前からこの機能を良く使っていますが、
なんとなく適当にだったので、
いい機会だと思ってちょっと調べてみました。
こちらこそよろしくお願いします。