安い工具を使って被覆導線にコンタクトをカシメると、うまくいかずに曲がってしまうことがある。
何でだろというお話。
安い工具使うから。
不器用だから
そんな理由を思い浮かべていたのだが、コンタクトそのものに原因があることに気づいた。
ま、コンタクトも安物なので、なんでコンタクトだけが今まで疑われなかったのか、って話なんだけど。
あと、もちろん、線材の太さがコンタクトのサイズに合ってない、という、ユーザーのポンコツ具合に起因する理由もある。
コンタクトをよく見るとこんな感じになっている。
右が良い例で、左が悪い例。
中華通販で買ったやつはだいたい左のようになっており、何ならもっと直線的に折れてる場合もある。
何がいけないかというと、こうなるから。
悪いことに、安い工具の場合は導線部分と被覆部分を別々にカシメる。
この場合、仮に導線部を先にカシメるとこうなる。
導線がカシメられて全体に下へ押さえつけられるときに、右はコンタクトが狭くなっているので十分に下へ移動できずに曲がる。
これを受けて、コンタクトの形状を気にしてちゃんと整えてからカシメるようにしたら曲がる失敗が無くなった。
ところで、ここまで書いてきて思ったこと。
何で導線部を先にカシメる前提なんだろう。
それなら被覆部から先にカシメたら良いのでは。
これはまだ試していない。
いずれにしても、存外うまくカシメられるようになった。
実は工具を買い替えようかと思っていたんだが、しばらく様子見することにした。
追記
>何で導線部を先にカシメる前提なんだろう。
導線部だけカシメたら、引っ張ってみてちゃんとカシメられてるか確認する。
そのあとで被覆部をカシメる。
そうなると、一度にカシメられるってのもまんざら盲点が無いわけでもないな。
圧縮工具を新調する気が全く消えた。