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DIY MATXコンピューターオープンエアケース、アルミニウムオープンフレームコンピューターケースブラケット、PCテストベンチ垂直マザーボードシャーシDIYキット(銀)

DIY MATXコンピューターオープンエアケース、アルミニウムオープンフレームコンピューターケースブラケット、PCテストベンチ垂直マザーボードシャーシDIYキット(銀)
というのを買ってみた。

結論から書けば、手放しでおすすめできるという代物ではない。

概要は、2020アルミ・フレームを組み合わせたオープンなPCケース、PCテスト・ベンチといったもの。
2020アルミ・フレームを使ったPCケースを三台欲しいので、その参考にひとつ既製品を購入してみたというのが動機だ。
届いた箱の中身。

マニュアルは英語表記の物のみだが、図を見ながらやれば説明は読まなくても組み立てることは可能だ。

手放しでお薦め出来ない理由はこの後にある。
付属の型紙でマザーボードの取り付けネジの位置合わせをする。

マザーボードを載せたらネジの位置は一切調整できない構造になっている。
これが非常にやりにくいのは下の写真のようなパーツを使っているからだ。

全部のネジの位置がちゃんと合うなんてことは絶対にないだろうと思う。
下の写真のような、T-NutとかT-Slot Nutとか言われるものを使ってほしかった。

これなら、以下の手順で済む。
 1.T-Slot Nut、スペーサー、ネジをマザーボードのネジ穴に仮止めする。
 2.アルミ・フレームの溝の方向にT-Slot Nutの向きを合わせる。
 3.動かない程度にネジを締める。
 4.T-Slot Nutがアルミ・フレームの溝に入るようにマザーボードを置く。
 5.ねじをいったん緩めてからあらためてネジを締める。
 6.T-Slot Nutがアルミフレームに噛んでいるか確認して終了。
このキットで型紙を使ってやることになる面倒で到底全部を合わせられない無駄なねじ位置合わせが一切不要だ。
付属してきたパーツは1つも使わずに手持ちのT-Slot Nutとスペーサーの組み合わせに変更した。

2020アルミ・フレームはMonotaroあたりで購入できる。
上に書いた通り、付属の固定用のネジ類は一切使う気がしない。
そうなると、あとはカードや電源のマウンターはどうか、ということになる。
残念ながら、カードのマウンタ用のアクリルのパーツは最初から接着がはがれていた。

接着して使ったが、ちょっと強くねじを締めたら割れてしまったので、結局3Dプリンターで作成した。

ついでに電源用のマウンターも3Dプリンターで作成した。

こうなると、今回買ったキットはすべて自作か別経路で入手可能なもので代替できるという結論になってしまう。
しかも、今回買ったキットを買うよりもかなり安く調達できる。
ただし、3Dプリンターは必須。

よって、一番最初に書いた通り、このキットは手放しでおすすめできるという代物ではない。

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Posted under: 自作・改造


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