インストール済みのRuntimeはOSのシステムがあるドライブには置かずにData用のドライブに存在するので、システムを再インストールしたりPOSER本体を再インストールしても、POSERのLibrary WindowでRuntimeのあるフォルダを指定し直せば問題なくRuntimeの登録ができていた。
そのため、Runtimeを全く新規にインストールするという作業はもうずっとやったことが無かった。
きょう新しい環境にVictoria 4.2 Base をインストールしてみたら、エラーが出てインストールできない。
やり方を忘れたのか、POSER Pro 2012になってからの現象なのかは分からないが、とりあえず、Victoria 4.2 Baseのインストールを完了するまでの顛末を覚え書きとして書いておくことにした。
ちなみに、OSやPOSER本体のインストール状況を含めた環境は以下の通り。
Windows 7 Pro 64BIT
POSER Pro 2012
POSERはFull installationで64 BIT版のみをインストールした後にSR 3.1を当ててある。
インストール時のContentの保存先はD:POSER Runtimesに設定してあるので、POSER Pro 2012に付属のContentsは
D:POSER RuntimesPoser Pro 2012 Content
にある。
Victoria 4.2 Baseは
D:POSER RuntimesVictoria 4
以下にインストールしたい。
Victoria 4.2 Baseのインストールを実行すると、まずはこんなエラーが出る。
There has been an error.
Error reading INI file C:Program Files (x86)Common FilesDAZdzInstall.ini
The application will exit now
dzInstall.iniが読めないって言うから、内容は何だか分からないが、とりあえずdzInstall.iniを同じ場所に用意してやった。
中身は無いのでファイルのサイズはゼロだ。
改めてインストールをやり直すと、さっきのエラーは出ずに進むので、インストール先にD:POSER RuntimesVictoria 4を指定すると、
今度はこんなエラーが出る。
Please select the directory that contains your Poser excutable.
「POSERの実行ファイルのあるところをインストール先に選んでね。」ということなので、名前だけPoser.exeのダミーファイルを作ってインストール先に配置する。
D:POSER RuntimesVictoria 4Poser.exe
という、文字通り名前だけの、サイズもゼロのファイルだ。つまり、名前さえ同じなら中身は何だって構わない。
これで、エラーも出なくなって、無事D:POSER RuntimesVictoria 4へインストール完了となる。
当然、POSERを立ち上げてからLibrary WindowでAdd Libraryボタンを押し、インストールしたフォルダを登録しなければならない。
登録するとこうなる。
Victoria 4.2さん、ようこそ。
ちなみに、適当に作成して配置したdzInstall.iniは、用意したときは空のファイルだったが、現在は以下のようになっている。
後々V4がらみをインストールする際の参照先になるのだろう。そのまま残してある。