NTTの営業がしつこい。
基本的に、親方日の丸時代に国民の血税で手に入れたインフラを元手にしてのし上がってきた会社は信用しない。
たとえばJR、そしてその最たるものがNTTだ。
NTTのインフラの基礎は血税だ。
なのに日本の通信事情に一切貢献しないどころか、ことインターネット環境の整備に関してはただの足かせでしかない。
で、うちはADSLなんだが、最近光にしろと営業がうるさい。
料金改定があってお得になったとか言ってくる。
しかし、実際には以下の通り。
営業の常套手段は以下の通り。
光に関しては数年間の契約縛りを条件にした割引価格を提示=2667円
ADSLに関しては一切の割引を適応しない設定での価格を提示=3507円
ところが、実際には、上の例に示したように、マイラインプラスの割引とモデムやスプリッタの買取で、ほぼ同等か逆にADSLの方が安くなる。
これにプロバイダの料金が入ると、当然、どこも光対応の方が価格が高いので、結果、光は決してお徳ではない。
以下、もう少し詳しく計算してみた例
NTTフレッツ光契約料 840円
NTTフレッツ光初期工事費 3675円(25200円)
NTTフレッツ光月額利用料1・2年目 3790.5円 3年目 4315.5円
プロバイダ月額利用料 819円(10ヶ月無料)
キャッシュバック 20000円フレッツ・ADSL(タイプ1) 2533.65円(マイラインプラスセット割引)
屋内配線 63円
プロバイダ月額利用料 735円
モデムは買取なので無料。という条件で5年間の費用を計算してみた。
NTTフレッツ光契約料 840円
NTTフレッツ光初期工事費 3675円
NTTフレッツ光月額利用料
1・2年目 3790.5×12×2=90972円
3~5年目 4315.5×12×3=155358円
プロバイダ月額利用料 819×12×5-819×10=49140-8190=40950円
キャッシュバック -20000円
840+3675+40950+90972+155358-20000=271795円フレッツ・ADSL(タイプ1) 2533.65×12×5=152019円
屋内配線 63×12×5=3780円
プロバイダ月額利用料 735×12×5=44100円
152019+3780+44100=199899円271795-199899=71896円
結果、ADSLのままの方が5年で71896円安い。
つまり、光の方がお得というのは真っ赤なウソだとわかる。
固定電話を解約して光電話にした場合とか、そもそもフレッツを使わずに他の回線業者にしらたとかいうのも可能性としてはあるが、ともかく、NTTの言っている事はウソだ。
もちろん、回線スピードは速くなるわけだが、特にトラフィックに不満を感じているとか、自サバを運営するつもりで上りの速度がほしいとか言うのでなければ、大部分の人にとって光回線は宝の持ち腐れだと思う。
私の場合をよくよく考えてみても、月に1度か2度、比較的大きなファイルをアップする際に上りの速度が欲しいときがあるかないかという程度だ。
それも、コーヒーでも一杯飲んで待ってれば済むはなしだ。
ちなみに私の場合、過去には自分でFTPのサーバーやアパッチを仕込んでHTTPのサーバーをやってたこともあり、またそれをやるなら光も選択肢に入ってくるが、今のところはそういう予定も無いので、ADSLで十分だ。
大事なことは、必要の無い買い物をしないことだ。
あのNTTが自社の収益の減少につながるようなアイテムを自らすすんで売り込んでくるようなことは絶対に無い。