BE325-JPは機能を絞った低価格無停電電源装置(UPS)だ。
円安の影響なのか、純正品の交換用バッテリーは3241円と、以前2500円でおつりが来たのもウソのような高値。
互換品でさえ送料別1980円だ。
まあ、これで2年半勤め上げてくれるのだから、そういう意味では特に高くも思わないが、以前はもっと安かったのにと思うとシャクさわるのが人情。
ついでに、ひょんなことから訪れたあるサイトを眺めていたら、中身はLONGのWP3-12にAPCのシールを貼っただけのものだという。
つい先日2つも資源ごみに出したのに、うかつにもシールをはがしてみたりしなかったので、どれも全部そうなのかは分からないが、LONGの密閉型鉛蓄電池なら以前購入を検討したことがあって、秋月でも扱っているのを見かけた記憶がある。
あいにく、WP3-12は無いが、WP5-12が1400円だ。
容量7割り増しで1400円のものが、純正品だと3241円とか、馬鹿にするのもいい加減にしろよと言いたくなるほどの逆転現象だ。
もちろん、秋月のWP5-12 1400円が破格なんだろうけど。
今度の交換時にはWP5-12を買ってきて、どうにか配線して使おうかなという気が起きるのも無理は無いと思う。
というわけで、実際にそうするかどうか決めたわけではないが、少し調べてみることにした。
以下、関係ありそうなことの羅列的な覚書きである。
サイズ・容量が純正品と等しい互換品は、本体2000円、送料6~700円といったところ。
秋月には同サイズ(132 × 66 × 58 mm)のものの取り扱いが無く、90 × 70 × 102 mmの物(WP5-12)が一番容量が近く、かつ一番安い(送料別1400円)。
サイズが違うのでUPS本体には内蔵できなくなる。
純正品の場合のバッテリーと本体の接点は以下の写真のとおり、ただ乗せてケースのふたで押さえつけるだけの構造。
バッテリ側赤丸部分に取り付けられている透明なプラスチックだけが純正品の証で、これが無いと内蔵時に端子の位置がずれて接点が怪しくなるらしい。
つまり、それほど高い精度が求められているという仕様ではない模様。
一方、WP5-12の端子はFASTON端子の250というタイプ。
端子はこの位置にあり、
サイズ的にもだが、端子の配置的にも無加工でUPSに搭載することは不可能。
何となく見えてきたな。
UPS本体の、上の写真に写っている端子にコードをハンダ付けし、他方にFASTON端子をハンダ付けしてバッテリーと接続だ。
UPS本体をどの程度まで加工するかだが、運用中なのでしばらくはこのまま稼動し、バッテリーの寿命が来たら外して構造を調べる予定。