Arduino IDEに新バージョンが出たときの、アップデートをどの手順でやるのか、一瞬悩んだので覚書きしておくことにした。
1.6.7 から 1.6.10 にアップデートした。
基本的にインストーラは使わない主義なので、本家(https://www.arduino.cc/)へ行ったら、Windows ZIP file for non admin install をもらってきて、
好きなところへ解凍して、そこにある arduino.exe を実行している。
なので、インストーラを使った場合のことは分からない。
私の場合は、以下の手順。
1.古いフォルダは、リネームして、一応保存しておく。
2.リネームする前と同じ名前のフォルダを同じところに作る。
3.もらってきて解凍した中身を、2.のフォルダにすべてコピーする。
4.終了。
こうすれば、実行ファイルへのリンクを変更しなくて済むので、全く以前のままの設定で、同じように起動できる。
Arduino IDEを起動し、ESP8266のスケッチを読み込んで、コンパイル後にモジュールに書き込んでみた。
この間、何もトラブルなく完了し、モジュールも問題なく動作した。
実に、簡単。
ちなみに、目下一番お世話になっているESP8266関連のパッケージは、
C:¥Users¥username¥AppData¥Local¥Arduino15¥packages¥esp8266
に保存されている。
どうやって、ここまでパスが通してあるのかとかも知りたいところだが、いまのところ不明だ。
何か問題が生じたら、またそのときは追記する。
追記
※1
DHT11用のライブラリを使ったスケッチを書き込もうとしたら、ヘッダファイルが無いとエラーが出た。
ライブラリの含まれるZIPファイルを指定し直したら問題なくコンパイルできた。
上で問題なかったスケッチでもBME280のライブラリを使っているが、こちらはヘッダがらみのエラーは出なかった。
どういう違いなのかよくわからない。
https://www.arduino.cc/en/Guide/Librariesによれば、ライブラリは、C:¥Users¥username¥Documents¥Arduino¥librariesに入ってるらしいのだが、現時点で、ここにはreadme.txtしか存在しない。
肝心のDHT.hは見つからない。
※2
いろいろ探したら、D:¥Data¥Electronics¥Arduino¥_sketch¥librariesに存在した。
ここは、自分で決めた、スケッチ保存用のフォルダの中だ。
File > Preferences > Settings の Sketchbook location: で指定してある。
試しに、libraries を別の名前に変えてから上のスケッチをコンパイルしてみたら、全く同じエラーになった。
さらに、このとき、libraries という名前のフォルダが自動的に作成された。
これで、ライブラリの保存先の謎は解けた。