メインのPCにするべく、3台目を自作することにした( 2007/04/12 )。
いつものことだが、マザー・ボードの型番を名前にして「P5B」と呼ぶことになる。
今回、今までと違うのは、なるべく古い部品を流用しようということだ。そろそろくたびれてきたA7Vは、電源の冷却FANもCPUクーラーのFANもうるさいのもあって、これを機に引退させることにした。したがってケースはA7Vのものを使い、ハードディスクはその辺りにごろごろしているのを使い、メモリも別のPCからの流用とし、結局、CPU、マザーボード、電源、グラフィックカードを新しく購入した。
CPU : Core 2 Duo E6600 2.40GHz
これは一番最初に決まった。
下は、IntelのWebからのパクリだが、
E6600はデスクトップ用Core 2 Duoのキャッシュが4MBになる変わり目ってことだ。
さらに、実勢価格をプロットしたグラフを作ってみたが、
この横軸がクロック数、縦軸がBOXの実価格のグラフで、
E6600からE6700へは一気に価格が上がるので、
そのすぐ下のE6600がお買い得ってことになる。
次は、マザーボードだが、
これを参考にして、
Motherboard : ASUSTek P5B
にすることにした。
電源は特に何も考えず、400~500Wでファンがなるべく大きいものというくらいで、店頭で適当に選んだ結果、
Power : Ever Green Silent King-5 450W
になった。そして、
Graphic : 玄人指向 GF7600GT-E256H
PCIに始まりAGPを経て、PCI-Expressと、グラフィックボードの規格の変遷は、一番大きいように思う。
結果、AGPのグラフィックボードが2枚もお蔵入りになった。
A7V最後の姿を載せておこう、
ケースは使うんで、中のボード類をすべて外したわけだが、結構ボードの数が多いなあと、改めて思った。
上から、グラフィック、LAN、サウンド、TVチューナーキャプチャの順に4枚だ。
今回、LANも音源もオンボードだから、2枚も減ることになる。
ちなみに、はずしたパーツは全部保存してあるので、電源とケースさえあればA7Vを組めるわけだが、いつになるやら…。
パーツを全部はずして、きれいにホコリをぬぐって、P5Bを取り付けたところ。
このボードはA7Vより3本もねじが少なくて、その分サイズも小さい、というか細長い。
写真の一番下、横一列の3つの無駄なスペーサーは、A7Vのときのなごり。
グラフィックボードの立派な冷却系。
冷却ファンのついたグラフィックボードが出回り始めたときには驚いたものだが、今じゃファンつきの方が普通だ。
で、これが、組み込み完了後。
何気に、すっきりしている感じなのは、カードが少ないせいもあるし、S-ATA効果も大きい。
電源のファンとCPUクーラーのファンが大口径なのが目を引く。
稼動時の音は、もう信じられないくらい静かだ。
組み立ても、もう、サルでもできる、って感じだ。
Athlonをはずすのに、クーラーの取り付け部分の硬さには毎度ビクビクするわけだが、それに比べると、Core 2 Duo付属のCPUクーラーの取り付けは楽勝だ。四隅の黒い部品を対角線で組にして、マザーボードの穴に押し込むだけ。
LGA775では、CPUにピンが無いのもいい。乗っけて押さえつけるだけだ。「コア欠け」なんて言葉も死語になった。
一応、CrystalMarkの結果を載せておく。
左がPentium 4 2.40GHz、右が今回の新作、Core 2 Duo E6600 2.40GHzだ。クロック数は同じだが、結果はまったく違う。これが3年半の時の流れ。
———————————– CrystalMark Result ———————————– Display Mode : 1280 x 1024 16bit (None) CrystalMark : 51799 [ ALU ] 5080 | ———————————– CrystalMark Result ———————————– Display Mode : 1280 x 1024 32bit (None) CrystalMark : 133900 [ ALU ] 21402 |