Second Lifeでググると2番目に
「Second Life“不”人気、7つの理由」
という記事がヒットする。
ただのアナリストの分析にはあまり耳を貸さない方なので、読んでもみなかったんだが、しばらくSecond Lifeを続けてみて、少しはわかってきたつもりなので、改めて記事に目を通してみた。
(1)始めるまでの手続きが面倒
(2)要求PCスペックが高い
(3)操作が難しすぎる
(4)何をしていいか分からない
(5)何をするにもお金がいる
(6)右も左も広告だらけ
(7)人気の場所はエロかギャンブル
という7点をあげて、だから不人気だという記事だ。
(1)面倒なら、やらなきゃいい。というか、この程度が面倒なら、PCやインターネット自体を使わないで、もっとゆったりした昔ながらのメディアだけで生活してくれ。
(2)それなりの処理にはそれなりのスペックが必要なのは当然。ぐだぐだの3Dで、スペックを下げて、みんなが参加したからって、何の意味があるのか不明。
(3)はあ?練習すればすぐ慣れる。「難しすぎる」って、あんた老人か?
(4)何かしなきゃならないと、すぐ錯覚するのは日本人の悪い癖。私なんか、飛行モードで、ボーっとしながら、ずっと、ただ飛び回ってたり…。無人島見つけて、そこの砂浜で日が沈むのをずっと眺めてたり…。別に、何にもしなくたっていいのさ。
(5)これは、むしろ大歓迎。そうでなきゃ、重くってしかたなくなっちゃうじゃん。
(6)ちょっと街中へ出れば、現実の世界でも広告だらけですが…。むしろ、Second Lifeの中の住宅地の設定の場所へ行ってみれば、寂しいくらい閑静なたたずまい。ちゃんと、よく見てまわってから記事書けよな。
(7)というより、人気の場所はまず間違いなくCamp地だな、エロかギャンブルじゃなくて。
で、感想だが、視点が全く私と異なるので、何の足しにもならない記事だ。どう違うかというと、私は別に人気が出てくれなくてもいい。人気が出て、どこにテレポートしても混んでて入れない、あるいは、処理が重いようなら、人気が出ない方がいい。
少なくとも、日本人がこれ以上増える必要はない。
7つもあれば、ひとつくらいは「そうそう」と思う点もあるのが普通だが、この記事には全くうなずく点が無かった。
ま、こういう記事が、2番にヒットするのはむしろ、喜ばしいことだ。
ただ、伝える仕事の者としては、この記者はちょっとねえという感じはする。「どういう意見を書こうが勝手だが、しっかり取材してから書けよ。」というのが私の結論。
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sahara on 2007年12月1日 at 10:47 AM said:
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/25/news006.html
2chのぞいてて見つけたんだが、ま、もともとこの程度の記事がお得意の人間らしいので、レベルが低すぎて、書くことにいちいち反応するのも時間の無駄だという結論になった。
記事が低レベルなのにあの検索順位なのは、むしろGoogleの作為を感じて、そっちの方がいやな気がする。