Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

四川省の街のみこむ土砂崩れ

四川省の街のみこむ土砂崩れ、日本の衛星とらえる
2008年05月20日11時39分

 四川大地震を受けて、被災状況を把握するための緊急観測を行っている日本の地球観測衛星「だいち」が、土砂崩れによって変わり果てた街の様子をとらえた。宇宙航空研究開発機構が19日、画像をホームページ(http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/gallery/jnew_arr.htm)に掲載した。

 現場は震源に近い四川省の北川県。地震発生後の5月18日に得られた「だいち」の光学センサー画像を、被災前の07年3月の画像(いずれも1キロ四方)と比較した。西側から押し寄せた土砂が街を覆うように広がっている様子が分かる。

以上 asahi.com

fig2_psm_080518_01.jpg

図2(1): PRISM拡大画像(上): 2007年3月31日(災害前)観測,
(下): 2008年5月18日(災害後)観測土砂崩れが町を覆っている様子(切り出し箇所は1km四方)

以上 JAXA 画像は縦に並び替えた

この写真に限らず、一連の衛星画像を見ると、今更ながら大変な地震であったことが思い知らされる。それを、人工衛星の映像から確認できることは、人の技術の進歩のめざましさを再確認するものであるが、一方で、それでもまだ人は自然災害に対して無力だと知らされる。
技術の進歩が技術の限界を知らしめるという皮肉な結果。それでも、進歩しつづけるんだろうな、人は。

数年前からの環境ブームで、やれ「自然を大切に」だの「地球にやさしく」だののたまう事がいかにもかっこいいことのようだが、自然さんや地球さんにしてみれば「おまいら人間が地上からいなくなってくれるのが一番。」って言いたいだろう。
高校で生物を取らなかったツケで、未だに進化論とかよくわからないんだが、増えすぎて環境にとって重荷となった種は絶滅への道を歩むという筋書きではなかったかな?ぜんぜん違うかもしれないが。

いずれにしても「自然の力の前には無力」ってこと。たぶん、いくら進歩しても。

以下余談。
これ、引用元は山本智之という記者の記事だが、なぜか、
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/gallery/jnew_arr.htm
でなくて
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS/gallery/jnew_arr.htm

ほんと、疑問だ。アドレスを2バイト文字で書くことに何の意味があるのか。
後々の資料としての価値をまったく考慮していない書きっぱなしの記事。
老婆心ながら書かせていただくが、
新聞自体がいずれ消え行くメディアなんだから、今のうちからWeb上での付加価値の高さを意識した記事を書くように心がけたほうがいいんではないですか?
というか、この、既存のメディアの無力さや低迷ぶりからすると、既存のメディアがじわじわ移行していくっていうよりも、まったく違う存在に置き換えられる感じで進むのかな。

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Posted under: 国際


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