「新聞、これからも必要」が90%…読売世論調査
読売新聞社が15~21日の第61回新聞週間を前に行った全国世論調査(面接方式)によると、情報や知識を得るために、新聞はこれからも必要だと思う人は90%に上った。
新聞の報道を信頼できるという人も85%に達し、国民の多くが新聞を重視していることがわかった。
新聞について、「必要とする情報や日常生活に役立つ情報を提供している」と思う人は86%を占めた。「報道が国民の人権やプライバシーを侵さないように気を配っている」との答えは70%、「事実やいろいろな立場の意見などを公平に伝えている」は66%だった。
ニュースの背景や問題点を掘り下げて解説するという点で、大きな役割を果たしているメディアを三つまで挙げてもらったところ、「一般の新聞」は76%で最も多かった。社会の懸案や課題に対する解決策を提案するという点では63%、権力者や世の中の不正を追及するという点でも58%と、いずれも、「一般の新聞」が他のメディアを上回った。
調査は9月6~7日に実施した。
(2008年10月12日22時40分 読売新聞)
ま、ここまで手前味噌、自画自賛って感じを前面に出されると、こっちは引くしかないですな。
もう長いこと新聞は読んでいないが、とくに支障も無い。そう思っている自分が正しいとは思っていないが、かといって新聞を読んでればすべてOKとも思っていない。そして、このアンケートで、新聞のマイナス面に対する自己分析がちっとも見られないことに危機感を持つ。
アンケートの結果ではこのように大変高い支持を得られてはいますが、かくかくしかじかの問題に直面しておりまして、それに対してこのように取り組んでおります。
って感じの自己分析の記事にするのが公器としての立場だろうと思う。でないならこの記事に意義があるとは思えない。
>いずれも、「一般の新聞」が他のメディアを上回った。
で記事をしめくくる不遜さ。傲慢さ。危機感の欠如。そういうところに、返って新聞の限界を見た気がする。
あるいは、新聞は大丈夫と自分に言い聞かせている新聞の姿が浮かぶ。
いずれにしても、どれか1つのニュース・ソースだけに頼るのではなく、複数のソースを持ち、それらを比較検討し、その過程で自分自身の意見を形作ることが重要だと思う。
読売新聞の記事だけしか目にしてないなんて、とっても危険ですよ奥さん。