ホンダ・チームの母体である本田技研工業は、5日(金)東京・青山の本社で緊急記者会見を開き、今シーズン限りでF1世界選手権から撤退することを福井威夫社長が正式表明した。
自動車メーカーは金融危機による世界的な景気減速各社とも大打撃を受けているが、とりわけ主要スポンサー等を持たないホンダ・チームは業績悪化によって運営経費が賄えなくなくなったとみられる。
業績悪化の中で目立った成績を出せずに巨額資金を必要とするF1参戦を続けていることに対し、株主から不満が出ていたということだ。
まあな、あの「世界一速い社長」が決めたことだから、TOYOTAあたりの社長がF-1撤退と言うのとはわけが違う。周りが四の五の言う筋合いは全く無いな。
この件に対するFIAの声明
世界有数の自動車メーカーであるホンダが所有していたF1チームの突然の撤退はF1の管理者であるFIAにも驚きをもたらせたが、これを受けFIAは次のような声明文を明らかにした。
「今回のホンダのF1撤退の意思表明は、現状のF1世界選手権参戦のコストが持続可能ではないというFIAの長年の懸念を証明したものである。
FIAは、これまですでにあったF1の危機的な状況を、このほどの世界不況がさらに悪化させただけだとみている。
今後もFIAは『F1の守護者』として、FOM及び、ホンダ以外の残りの FOTAのメンバーと協力し、F1が経済的に持続可能なものになるよう尽力するだろう」
FIAのこういう動きからしてHONDAにとってF-1が魅力的なものでは無くなったという見方も出来る。オートバイの世界選手権シリーズや米国のインディカー・シリーズの活動は継続するって言うんだから、よけいそう思えてしまう。
過去にも2度、撤退、復帰してるわけだし、また復帰してくださいよ、今度は強いHONDAでね。