Sahara's WebLog

日記のような、備忘録のような、うらみつらみのような、自慢のような…。

「オーバークロック入門」への道

P5Kでオーバークロック入門を果たしたが、いまひとつ設定が良くわからないので、その辺りをちまちま調べてみようと思う。
題して「『オーバークロック入門』への道」だ。
肝心な点は、まだまだ入門すらしていないという位置づけだってこと。
前提となる約束事は、
一般論は定格どおり運用しているP35での各設定値について調べて考え、オーバークロックは、P5Kで実際に行って各設定について調べて考える。
というもの。
かえって煩雑になるかなあ?

ともあれ、いろいろ調べて現時点でわかってる基本事項は

1.CPUの動作クロックはベースクロック×倍率で決まる。

これを、全ての設定をAUTOにしてあるP35でのCPU-Zに表示される値で見ると
333.3 MHz x 9.0 = 2999.9 MHz
Bus Speed x Multiplier = Core Speed
ってことになる。
じゃ、このRated FSB 1333.3 MHzってのは何?
20090429154541.jpg
ちなみにマザーボードのBIOSのマニュアルでは
FSB 1333、CPU External Frequency 333 MHz
と書いてあるけどね。単純に、常に4:1の関係で固定なんだろうか。
20090429135139.jpg
Wikiによると
「FSBの周波数は以前はCPUのベースクロックと同じであった。しかし、Pentium4以降、Quad Pumpedと呼ばれる技術が登場し、1クロックで4倍の信号を送れるようになり、ベースクロックの4倍の周波数をFSBとして表記するようになった為、同じではなくなった。」
とのことで、4:1って関係は固定のようだ。

2.メモリの動作クロックは、ベースクロックと設定比率で決まる。

これを、やはりCPU-Zに表示される値で見ると
FSB : DRAM = 5 : 6 = 333.3MHz : 400MHz
ということだ。FSBのクロック数とメモリのクロック数の比率が5:6に設定されているということだな。
20090429154548.jpg
BIOSのマニュアルでは、比率ではなく具体的な周波数を選ぶようになっている。
20090429135146.jpg
これ、初心者用にわかりやすくしたつもりだろうか。これからオーバークロックしようってのに、定格で運用した場合の設定値の中から選ばせるってのはわかりにくいと思うが。
それとも他に何か深い意味が?
ベースクロックを20%増しに設定して試す際に、当初はこの設定値でクロック数が固定されるのかと勘違いしていて800MHzに設定していた。つまりベースクロックを上げてもメモリの動作クロックだけは常に800MHzを保つという意味かと。
ところが、なんかいやな予感がしたので、安全側へ振って677MHzに下げて設定しておいたら、案の定、結果は333MHzにはならずに約400MHzになった。比で言うと3:5だ。
わかりづらいが、周波数を直接指定しているのではなく、実は単に比率を設定しているのだ。667MHzだの800MHzだのは単なる例に過ぎない。
だから、CPUの動作はクロックアップしても、メモリはなるべく定格で運用したいという場合には、低くなる比率を設定する必要があるわけだが、残念ながら、FSBが800MHzのCPUに対してはAuto、667MHz、800MHzの3つしか選択肢が無い。つまり1:2か3:5かだ。Autoは試していないので不明。

ここまでで感じたこと、
各ツール間で用語が統一されてなくてわかりづらい。
私の知識不足なのかBIOSのつくりが過保護なのか、原因のつかめないもどかしさがある。

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Posted under: 自作


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